ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

恐ろしさを増幅。 - 2003年10月21日(火)



昨日の続き。

問題は、下手をすると不信感を買い、この業界から締め出されてしまう可能性があるということだったりする。

あまり下手をすると誰も振り向いてはくれなくなってしまうだろう。

おそらく全部本気で通したとしても、3本のうち軌道に乗せられるのは1本だと思う。

だったら、全力で全て通してみたらという話だけれど、その場合、3本とも通ってしまう可能性もあったりして。

もちろん週刊連載を1本と、隔週連載を2本を書き通すなんて神業は、昔の漫画家や昔ながらの絵柄で描いている人たち、それにベテランで、仕事も簡略化されていて、スタッフも充実している方たちは可能かもしれないが、この時代の、その上まだペーペーの漫画では不可能に近い。

それよりも、不可能か可能かという前に、実際に描いてみたとしても漫画の質の高さを保てず、





↑クリックすると次の言葉が出ます。



3人の編集者に全て事情を話して何とかするということも可能かもしれないが、ではウチを最優先にやってくれないんですねと反感を買いかねない相手もいる。


3誌の編集者が三人とも実は大ヒットを出したことのある、実力のある人たちで、軌道に乗ったときはかなりな期待もできるが、

おそらく3人とも定年まで出版社に居座り、どんどん昇進街道をひた走り、かなりな権力を持てる立場にのし上がっていく可能性が高いことも判断を誤ったときの恐ろしさを増幅させてしまう。

色んな案が、浮かんだり消えたりしてくるが、

やっぱり今は脂汗しか出ないというそんな状態のままだったりする。






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