深追い - 2003年08月21日(木) 横山秀夫作。 「深追い」を読んだ。 この方昔は漫画の原作者をやってたらしい。 読んでみると、これは漫画を書いている人にしかわからないかもしれないが、話の作り方が漫画だったりする。 そのほかにも山田詠美も昔明治大学の漫画研究会に入っていたようで、読んでみると物語の作り方が漫画の書き方である。 特に山田詠美は、人間の描き方、特徴の出し方がそうなのだが、横山秀夫は物語の運び方が漫画だったりする。 分野で言えば、山田氏が青年誌の書き方、横山氏が少年誌と成年誌の書き方と言うことになるのだろうか。 僕が読んだ本が10版目だったからよほど売れているのだろう。 やっぱり漫画の作り方で書くと売れるのは、映画もテレビドラマも小説も変わらないようだ。 横山秀夫氏の作品は「半落ち」「動機」 「深追い」と三本読んだが、半落ちはテーマが無難すぎて、話は面白いのだが、少しつまらない部分があると思ってしまったが、どれも傑作であることには変わらないような気がする。 おそらく直接的に一番面白いと感じるのは、短編集「動機」の中に収められている「逆転の夏」と言う作品だろう。 何を書いているのかわからなくなってしまいましたが、とりあえず落書きをやってみました。 -
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