わんぱくルンバの冒険日記

2002年10月25日(金) ぼくの!

 保育園にお迎えにいくと、先生が
「今日はルンバくん、がんばっていましたよー」
 と話しかけてきた。
 なにをだろう?と思って聞いてみると、こんな話。

 園庭で遊んでいた時のこと。太いパイプに木の電車を通して遊ぶのが好きなルンバ。別の遊びに移った時にほかのお友だちがその電車を使いはじめたのを見て、
「それ、ぼくのだった!」
 とアピール、大泣きしはじめたそうだ。相手のお友だちもゆずりたくなくて、2人で泣きの大合唱。
 結局、お友だちが折れて、ルンバに電車をゆずってくれたらしい。

 それを聞いていて、私はどう受け止めて良いかわからずとまどってしまった。先生の口調は「よいこと」を話しているような感じ。けれど話の内容は「おもちゃをゆずれなかった」という、どちらかというと「悪いこと」? なんて反応してよいかわからず複雑な表情を浮かべていたら、先生はこう言った。

「いまの時期は自分の主張を十分に出してくれることが大切なんですよ。だから、ゆずれないことを責めないでくださいね。特にルンバくんは、これまではおもちゃの取り合いになると必ずゆずっていたんです。自己主張ができるようになったということは、園に慣れて来たということでもあると思いますよ」

 大人の理屈で言うと、「お友だちにちゃんと譲れなきゃ」って思ってしまいがちだけれど、その時期なりの子どもの自己表現を大切にしてあげなくちゃならないこともあるんだな。勉強になりました。


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