10月も下旬に突入し、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。 夏ほどではないにせよ、相変わらず寝相の悪いルンバは、明け方のものすごーく寒い時にも布団を飛び出してしまっている。風邪を引かれては大変だ。こんな時のお助けグッズがスリーパー。綿タイプのものを着せてやり、さあこれで布団を飛び出しても大丈夫、と私も安心して眠りについたのだった。
それなのに。 朝、目が覚めると、布団から飛び出して寝ているルンバ、スリーパーを着ていない。確かに着せたのに、なぜ?!と思い周囲を見回すと、脱皮後の殻のようにルンバがスッポリと抜け出した様子をうかがわせる形で、寝室の隅っこにスリーパーが脱ぎ捨てられていた。
寝ぼけて脱ぐなあ〜〜!
スリーパーを脱がれてしまっては、なす術なしじゃないか。どうしたものかと頭を抱えながら、遅れて起きて来た夫に向かい、 「朝起きたら、ルンバがスリーパーから脱皮してたよ〜。困ったなあ」 と報告すると、 「ああ、俺、ルンバがスリーパー脱いでるとこ見たよ」
なんだと。
見てたなら、もう一度着せてやるとか何とかしてくれよう。おのれの孤軍奮闘ぶりに、思わず脱力してしまった朝なのだった。
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