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≫2009年04月23日(木)≫

ただいま!色々あってやっと今日ロンドンに戻りました。ばたばたと、家を出てから着くまでがあっという間な感覚で、今になってどっと疲れと眠気が。とりあえずゆっくり休みます。帰りのルフトハンザでは、隣にまたも、ゲイ?もしくは草食?的なジャーマンガイで(細くて肌がキレイ系)、ないないない、と思ったけど何だかじっくり話し込んだりしちゃいました。いい人だった!英語話せるって良いなって素直に思う。あとは、イミグレイションが面白かった。何の疑いもなく英語で話すつもりでいたのに、笑顔でダイガク?って聞かれて、パードゥン??ダイガク?ヒトリ?アリガトー!だけでイギリスに入国できた。ありえん!バカ!!空港からもぴゅーんと家に帰って、そしたらキッチンにマリーがケーキを作って置いておいてくれてて、感激だよ。ロンドンでの生活がまた始まるな!って気合いもはいる。

日本でお世話になったみなみなさま、どうもありがとう!そしてまたよろしくね!!今回の帰国は、何より甥っ子!だったな。可愛すぎた☆

飛行機の中で読んだ本が、ううーってなるくらい泣きそうで大変。オリジナルブロードウェイCATSの作られる過程を、ガス役の人の日々の日記を通して語られていて、だからメインはガスやグロウルタイガーなんだけど、彼の一番仲良しがティモシースコット。ミストフェリーズで、2人のなんとも言えない関係が、もともとナオがティモシーはエイズで亡くなったって知ってたからかもだけど、儚くて美しかった。あんな素晴らしい人でも、苦悩したりナーバスになったりしていて、だけどそれを支える人もいて、ディナーの日の日記なんか、可愛すぎだし、なんだかリアルな人間像として、感じられる。

本の最後に書いてあったのが、当時ガス役の彼は35歳で、18年経ってブロードウェイでCATSがクローズして、この本を出版する時には既に彼もミドルエイジで。ガスっていう猫と、気持ちがシンクロしている様な。昔の舞台を振り返って、あれは歴史であり伝説であった、と。しっとりとした文章にじーーんときた。そして、CATSがオープンした当時、80年代のブロードウェイは、エイズ大流行で、そのせいでティモシーを含むキャストの何人もが亡くなった、こと。18年間CATSに出演しつづけたマレーナのこと。読みながら、自分がブロードウェイでCATSを観た時のことを思い出した。鮮明に。今思えば、何が素晴らしかったって、ブロードウェイでは、CATSは殆どアップデイトされてなかったってこと。されないまま、幕を閉じたってこと。



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