2007年10月04日(木) 当営業所、限界??

できる彼が辞めて四日。
たったの四日です。
なのに、営業所が回らない。
いや、まわしてますとも。
無理に。
当直明なのに、車検回送で営業ガス馬車を工場に。
前日の午前六時からぶっ通し。
営業所を出たのが午後二時。
……おかしい?
いや、おかしいでしょうとも。
32時間勤務が四日にいっぺん来るシフトですから。
シフト的には、当直 明け 公休 日勤 当直 明け …(続く)。
本社、補うとはいっているけれど、いつになるやら。

そして、一番の問題はこれ。
四人しかいないうちの営業所のうち、一人は(誤解を恐れずに言えば)半障害者。
所長は日次処理要員としては戦力外。
ということは、まともに日次処理に取り組めるのが二人なのだ。

片方が明けか公休だった場合、もうどうしようもない。
半障害者の彼の作業を見直すこともできず、ただそれらしく処理をするだけ。
もし、もう一度見直そうものなら、朝六時からの業務をもう一度ゼロからやり直すに等しい。その業務は、その時間にしか行えないもの。つまり、取り返しが付かないものが多いのだ。

電話は取れない。
クレームの入ったガス馬車御者の問題は、たいてい彼が火に油を注いでくれて、もう収拾が付かなくなることも多い。
メモは取れない。
話はできない。
となると、もう、彼のやっていることは無意味以外の何者でもない。
むしろ、半端にいじってくれて、わけのわからなくなることのほうが多い。
人事部最大の失敗といわれた彼。
(それもひどい言い草だよな。社長面接で、社長は会っているわけだから。で、採用しているのだからその言いようはひどすぎ)

まあね。
確かにアスペルガー症候群的な直線的な視線や、言葉尻通りにしか動けない、など、どうみても、この業種には不適格としか思えない事実は確かにある。
皿を指差して、「それをこっちに回して」といったら、その場で皿をくるくる廻し始める。皿回しのように。
アスペルガー症候群の子どもたちは、行間が読めないというか空気が読めないことが多いが、彼もその症例にぴたり一致する。

もちろん、アスペルガー症候群は、あくまでそういうものがあるということであって、それを否定するつもりはない。
ニュートンなどの天才科学者もアスペルガー症候群であったといわれている。
つまり、爆発的な集中力が一点に向けば、普通の人ではなしえない偉業も達成できるわけだ。
その恩恵を我々は受けている以上、そういった人たちの存在を認め、大いに大切にしなければならない。

けれど。
彼にこの職場は不適合だと思うなあ。
同じことでも人によってはうまく言い方を変えなければいけない、など、その人と自分との力関係を読みつつ、うまく自分に従わせる技術は、空気を読み、人を見極める能力以外の何者でもない。
とにかく言うことを聞いてもらえればいいのだ。
その手段は問わない。
どうみても彼とは対極の業務といって過言ではないと思う。
そして、ここにきて、人員不足による作業の増加。

毎日のように所長に怒鳴られる彼。
また、この所長もアホみたいに弱いものいじめをするので、本社でも有名。
いつも、彼は所長に対する恨みつらみを呪文のように独り言として発している。
このまま彼が、退職とか出社拒否とかそういった自分の防衛をできないまま心をじかに所長に傷つけられ続けるなら、その不満はいつか爆発し、最悪の事態を誘発するのではないか。
おいらは、それが心配でならない。


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彩葉 [MAIL]

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