バカ日記★真剣に苦手な事。

19歳から22歳あたりまで、私は結構クラブに行っていたのです。
クラブってアレですよ。踊る方の。ディスコの進化系の。
でも、好きこのんで行っていた訳ではないのです。
当時私は、知り合いのメイクさんのメイクショーの左腕(右腕ほどではないので)として活動していて、ショーに使いたいクラブやカフェに交渉しに行く時、お供していたのです。
真夜中でもいつでも動けるスタッフってのがなかなかいなかったもんで。
週一位のペースでクラブに行っていたにもかかわらず、私は未だにクラブという場所が苦手なのです。
何故かと言うと、私は超踊り音痴な人間だから。
ソファに座って音楽聞きながら、踊りが無茶苦茶うまい女の子とかを眺めて、
「うわーお持ち帰りしてぇ!Mさん(メイクさん)、あの子どうですかね?(ショーのモデルとして、という意味で)」
なんて、ナンパの密談をしている時はご機嫌なのですよ。
Mさんもそんなに踊る方じゃないので、二人で行くと平和なんですよ。
でも、Mさんの友達(おしゃれ系のおじさんだったり)と一緒だと、フロアに連れだされるのですよね。
で、途端に私は硬直状態。
フロアがぎゅうぎゅうだと安心するんですよ。
誰も動きなんて見えないから、適当に動いてればいいし。
でも、スカスカだったりしたらもう、
「新しいロボットダンスですか?」
ってくらいギクシャク。
あのね、足の裏が、地面から離れられないんです。
手も、どうすればいいかわからないんです。
ステップなんて、アイドルステップしか踏めません。
ドドンパ節すらまともに踊れないんだってば。
かつてディスコクイーン(自称)だったママンにも
「あんたは私の娘やのにほんまに踊られへんの?」
と呆れられる始末。
そんな私に、無謀にも、来年あたりベルリンのラブパレードに行こうという計画が持ち上がっており。(まだ存続してたら、の話。なくなるという噂アリらしいので。)
ラブパレードとはアレです。
年に一度、国をあげてのテクノ祭。
同行者は親友M。
親友Mはテクノ好きで踊り好きで、ラブパに一度行ったことがあるんですよね。
写真見せてもらうと、みんな「アレ」(キチ○イチック)な格好をしていて、無茶苦茶かわいいのです。
「もう最高に楽しかった!」
らしく、話を聞いていると本当に楽しそうで、
「私も行きたいわー」
なんて言ってたのですが、そろそろ本腰入れて行く予定立てない?って話になりまして。
で、現実的にラブパに行くという事を考えた時、私は愕然としたのです。





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うわーん!ダサすぎる!!
ということで、せめて音楽に慣れておこうと、家事をしている最中はずっと音楽を聞いているのですが、ノリノリで皿なんか洗ってる時に、ふと我にかえって、物凄い恥ずかしくなるのです。
なんちゅうかもう、自分が踊ってる様を想像しただけで、
「ぐわーーー!!」
とか言って皿を床に投げつけたいくらい欝。
これってカラオケベタな人と、理由は一緒かもしれない。
親友Mに泣きつくと、親友M曰く
「なんで誰かの為に踊ろうとするかねぇ。」
だそうで。
まぁ、そうなんですよね。
カラオケだって、下手でも誰も聞いちゃいないんだから、自由に歌えばいいんですよ。人目なんて気にしないで。
踊りだってそうなのかもしれないな。
音楽好きな親友Mは、
「もう、自分的に最高潮になって来ると、ステップなんて関係ないで。こうやってスピーカー抱きかかえて(腰を発情期の犬のように振りながら)こんな動きしてたりする時もあったよ。それに、私は変な動きの方が好きやけどな。フラッシュがピカッピカッって光るたび、一瞬だけ無茶苦茶変な動きが見えたりすると、もうゲラゲラ笑ってるよ。」
と言っていたのですが、下手にかっこつけな私は、そこまではじけられるか不安で。
こないだも、イベントがあるとかで
「大阪帰ってこい!」
と、言われたのですが、私は交通費より何より、一緒に行くと言っていた親友Mの素敵サドな彼氏にアレ(ニューウェーブ・ロボットダンス(死語))を見られるのが本気で恥ずかしくてやんわりお断りしたのでした。
あぁ、こんな私でも、いつか、地面から足の裏が離れて羽ばたける日が来るのかしら。
とりあえず、親友Mお勧めの「檻の中のダンス(鶴見済・著)」を読んで心のリハビリでもしようと思います。
2004年02月12日(木)

エロバカ日誌☆ / リカ隊長

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