バカ日記★二人でいる時の孤独感。

ダーリンはいつも、私を後ろから抱いて寝るのが好きです。
ダーリンの体にすっぽり収まる私の体に安心するようです。
でも私はダーリンに背中をむけられて寝るのが嫌いです。
寂しいんだもん。
あいつったらでかいんだもん。背中むけられたら、視界いっぱい背中しか見えないの。
そんなのつまんなーい!
体の前面にはお楽しみがいっぱいあるんですよ。
顔だったら眉毛でも、まつ毛でも、鼻の穴でも唇でも、眠るダーリンのそれらをいじると、ダーリンは変な顔をするのです。
あと、乳首。
ここはどんだけ熟睡してても、ちょろっと撫でるだけで物凄い反応をしてくれるのです。
あと、フカフカの腹毛。
それに、にょきにょき動くちんことタプタプの金玉。
どれをとっても楽しくて、寝つきが悪い私が寝つくまでの退屈しのぎになってくれるのです。
でも、背中はそうは行きません。
背面のお楽しみと言えば、お尻と刈り上げたチョリチョリの後ろ髪くらい。
うわーん!つまんなーい!
と、でかい背中を乗り越えて、腕を前に伸ばして、ちんこを掴んでみるものの、ぎりぎり届くくらいなので、あんまりいじれません。
後ろから乳首にいたずらしてやると、
「うぅん〜!」
と、抗議の鼻声を出しながら寝返ってくるダーリンに潰されかねません。
それになんだか、眠る男の背中って見てると寂しくなるのです。
あぁ、もう寝ちゃったのか。構ってくれるつもりもないんだ。なんて。
私は、一人ぼっちでいる時の寂しさは、あんまり感じません。
一人っ子だからかもしれませんが、一人でいる時に寂しくていたたまれない気持ちになった事はありません。
でも、誰かといるのに感じる孤独というのは、耐えられません。
特に、その「誰か」が彼氏だった時はなおさら。
物凄く寂しい気持ちになってきて、一人枕を涙で濡らす事も。
で、並んで眠っているのにこんなにも孤独な気持ちになっていることがいたたまれなくなって、夜中にもそもそ起き出して、居間に逃げ込む事も。
誰かと一緒にいて孤独より、私は一人でいて孤独の方を選びます。
選ぶと言っても、その孤独感自体が一時的なものなので、避難するのも一時的に、ですが。
誰かといると、特にダーリンといると、この孤独をダーリンがなんとかしてくれるのではないかという依頼心が強くなってしまい、自分でなんとかしようとしなくなってしまうのです。
でもダーリンは眠っているのでなんとかしてくれるはずもなく。
極たまーに、ダーリンの鼻の穴に指を突っ込んで寝返りを打たせてこちらを向かせたり、
「怖い夢を見た」
と言って抱っこしてもらったりしますが、しょっちゅうそんな事をするわけにも行かないので、私は居間に逃げ込むのです。





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「百年の孤独」というおいしいお酒がありますが、私は百年、孤独でいても、おいしくなる事はないと思います。
2004年01月29日(木)

エロバカ日誌☆ / リカ隊長

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