2016年04月03日(日) |
人間ってなんなんだろう。 |
桜を車から眺めるぷちツアーを毎年開催してまして、母ちゃんと昨日一緒に行ったのですよ。 特に目的地があるわけでもなく、多少の渋滞があってもこの季節だけはいらいらしないねー、なんて言いながら、桜のトンネルくぐったり、川沿いの桜を横目に見たりして。
暖かくなってくるとどっから人湧いてくるんだろってくらいに歩行者が多かった。 普段こんなに人いないのにね、という通りも全部そんな感じ。
で、その間にあんなことあった今度こうするとかいう、いわば普通の会話をするわけですが、その中で父ちゃんが急に怒り出して、翌日仕方なく母ちゃんが謝った、という話がありまして。
内容は書きませんが、私はそれを聞いて傷ついたんだろうと思うんです。 自分のことなのに憶測的な言い方になるのが不思議なんだけど。
そして軽蔑するんです、親父を。
私が「結婚?なにそれ食べられるの?」的な生き方してるのも結局は親父が原因で、そこは絶対に変わることはないんだな、とか、母ちゃんをそんな風に見るんだな、とか、なんて情けないんだろう、とか。
いろいろぐるぐる考える。 そういう多分くだらないこと考えている間も、桜の花びらは散っていって、でもまた時が巡ったら花は咲く。 普段見向きもしないくせに、花が咲いたときだけ集まってきて、それを理由に宴会したりはしゃいだり、散ってしまえばまた気にもしなくなる。 木はずっとそこにあって、でも花がなければ気にも留めない。
花が散るのは終わりではなく、花が咲くのも始まりではなく。
人間って、ちっぽけだ。 私もちっぽけだ。
それでも、今の生き方を選んだのは正しかった。 情けない親父が教えてくれたよ。
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