2008年10月11日(土) |
JY (1年): 静岡県中学1年生大会 ヤマハジュビロ戦 |
ジュニアユース (1年): 08年10月12日 (日) 15:30開始 鈴与三保グラウンド 第29回静岡県中学1年生サッカー大会 クラブの部 予選リーグ Aグループ 対 ヤマハジュビロ磐田 ※25分ハーフ 天候: 晴れ
[前半] 清水エスパルスジュニアユース (〜25分) −−−−−−−−石塚−−−−−−−− −−柳沢−−武田−−粟冠−−中村−− −−−−−−浅沼− 三ツ井 −−−−− −−大木−−−−−−−−−−和田−− −−−−− 鈴木聖−鈴木蒼 −−−−−
−−−−−−11−−09−−−−−− −−13−−−−−−−−−−15−− −−−−−−07−−08−−−−−− −−04−−12−−02−−06−− −−−−−−−−01−−−−−−−− ヤマハジュビロ磐田 (〜33分)
09分、LB中村からのクサビを下がって受けたFW鈴木聖が足下で受け、中央に流す。そのスペースにCB栗冠がDFラインから駆け上がると、そのままロングパス。1本のパスで裏に抜けたFW鈴木聖、ワントラップすると飛び出したGKをよく見て、左足ループで頭上を抜く。1−0
25分、清水、交代: 和田→菊池、大木→丸山 (三ツ井RH、丸山CH) 33分、磐田、交代: 11→05 34分、清水、交代: 鈴木聖→海野 36分、磐田、交代: 09→10 (10CH、07FW) 38分、RH三ツ井が右サイドで持ち込むが仕掛けず、ボールを中央に戻す。受けたCH浅沼は間を置かずに縦へクサビのパス。PA左角付近のCH丸山、後ろ向き半身のまま右足で受ける、と見せてパスを背後に流した。本人はそのままターン、DFと入れ替わって抜く意図だと思われるが、そこに左から猛然とダッシュするFW海野。一番にボールに食らいた勢いで、ゴールに突き刺した。2−0 41分、磐田、交代: 04→14 (05LB、14RH、15FW)、01→20、06→03、13→18、07→17 43分、相手を押し込んだ状態で前に出てきた栗冠、得意のロングキックを振るう。DFラインの裏、PA内右に送り込まれたボールに鈴木蒼が最初に反応、追いつくと大きく1回切り返し、そして左足でズドン。深井 (現千葉) を思わせる得点パターンでGKのニアを抜く。3−0 44分、清水、交代: 鈴木蒼→島 45分、清水、交代: 柳沢→秋山
ヤマハ磐田 清水エスパルスジュニアユース 2(2) シュート 8(8) ○浅沼、◎蒼太、○聖矢、◎海野、◎蒼太、○三井、○海野 1(0) 右クロス 2(0) ×大木、×三井 1(0) 左クロス 4(1) ×和田、×中村、○大木、×中村 0(0) 右側CK 2(0) ×浅沼、×浅沼 0(0) 左側CK 4(0) ×浅沼、×浅沼、×浅沼、×浅沼 2(−) 犯OS 3(−) ・中村、・聖矢、・島 3(0) ファウル 6(1) ・大木、・柳沢、×浅沼、・武田、・柳沢、・海野
試合自体は個々が相手に1対1で上回った総和のとおりに完勝。もっと効率的・有機的に攻められた気もするが、どのポジションにも特徴のある選手が適材適所で置かれており、バランスのとれた良いチームだと思う。昨年のチームは自分で仕掛けられる選手は多かったが、特徴が重なり気味だったので、今年の方が結果を残せるかもしれない。 小生のファーストインプレッションは、こんな感じ。
●浅沼 大和 (14番、CH、155cm/40kg、片浜クラブSSS、1995.04.03生) 静岡県選抜オレンジ。司令塔を担い、展開のスピードを速めるような鋭い縦パスを出していた。ただ本人のプレースタイルは速攻よりもゆっくりゲームをつくり、自らも積極的に前に出て仕掛けるのを好みそうではある。
●海野 智貴 (10番、FW、164cm/53kg、藤枝明誠SC、1995.11.26生) 静岡県選抜ブルー。立派な体格とフィジカルスピードを持つ、いかにもストライカーな選手。自らの特徴を前面に押し出すスタイルを確立しており、前を向いた時の迫力は特筆もの。中学生の頃のアベブンっぽい。
●大木 凌多 (20番、RH/LH、148cm/34kg、中田SSS、1995.05.21生) 静岡県選抜ブルー。とっても速い。とにかく速い。
●粟冠 陸 (05番、CB、160.5cm/48kg、静岡城北SS、1995.05.31生) 静岡県選抜オレンジ。粟冠=サッカ。この試合のMVP。フィジカルに強く、特にキック力が抜群。相手を体で押さえ、足のクリアでロングボールを前線に通す守備をよくしていた。ヘディングが苦手なのかとも思ったが、水準以上。そのキック力を活かして最終ラインの司令塔となったが、リベロ的に前に出る機動力、前に出てから前線のスペースへパスを供給する視野の広さも発揮していた。
●鈴木 聖矢 (09番、FW、158cm/41kg、ピュアSC、1995.06.21生) 静岡県選抜ブルー。大型選手なのだが足下が巧く、懐が深い。体格を利用してボールを足下に収め、その後の視野も広く、ポストプレイヤーとして機能する。海野とは対照的に、ゆったりとした独特のリズムを持つ「柔」のFW、…と思いきや、前を向いた時のドリブルスピードはかなりのものだったりする。柏瀬 (フッチ) 同様、フットサルやらせても活躍しそう。
●鈴木 蒼太郎 (15番、FW、148cm/39kg、江尻SSS) キレで勝負する点取り屋。パス出しに反応するセンスの良さ、スピード、ストップから切り返すクイックネス、シュートタイミングの早さ、左足キックの豊富さ、どれをとっても一級品。ループで頭上で破った1点目より、速いシュートでニアを破った2点目が私の好み。鈴木聖・海野・鈴木蒼、タイプの違うFWが揃っているのが、このチームの強みだろう。
●武田 健人 (04番、CB、156cm/43kg、長田東SSS) 粟冠や中村より体格的に小さい分、よく訓練された守備を見せる。相手の進路を塞ぎ、体を寄せて自由を限定し、それからボールを奪う、そうした守備の優先順位の基礎がよく身についている。パス回しもミスが少なく、コーチングも盛んで、チームリーダーになれる選手。
●中村 大我 (18番、LB、158cm/43kg、高部SSS) SBだけど、このポジションにかなり不慣れな様子。1対1の強さを見るに本職はCBか。しかし、とにかくフィジカルに強いので、相手に先を取られても強引に追いついて奪い返し、何とかしてしまった。中1でSBをやっていた頃の小澤蓮を思い出す。
●丸山 友輔 (06番、CH、150cm/38kg、中田SSS、1995.04.17生) JFAエリートプログラムU-13参加、2008年ナショナルトレセンU-14参加。中田SSS出身ね、なるほど (中田SSSは杉山浩太や坂口翼の出身少年団)。
●柳沢 拓弥 (11番、RB、148cm/38kg、有度一SSS、1995.09.12生) 静岡県選抜ブルー。こちらも不慣れな様子のSB。戸田光や杉本 (名古屋) のように、FWが走力を期待されてSBコンバートされた感じ。確かに速いし、長い距離も走れるようだ。守備では怪しいところを見せるも、やはり無理矢理ながらスピードで追いついて、何とかしていた (きっちり進路を塞ぐ武田の守備に助けられたのも大きいが)。
●和田 拓真 (17番、LH/RH、147cm/36kg、高部東小SSS、1995.07.07生) 静岡県選抜ブルー。彼も速い。とにかく速い。大木も和田も、ひたすら前に向かう気持ちの強さが心地良い。
|