2006年08月12日(土) |
JY: クラブ選手権 全国大会 柏レイソル盛岡戦 |
06年08月12日 (土) 13:00開始 Jヴィレッジ Pitch 3 adidas CUP 2006 第21回日本クラブユースサッカー選手権 (U-15) 大会 対 柏レイソル盛岡 ※35分ハーフ 天候:雨のち曇り
▼試合展開 [前半] 清水エスパルスジュニアユース (〜27分) 控え:井出、植野、荻、西川、滝戸、本川、田代、関口、畑 −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山田−−深澤−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−大島−−−−−−−−−−柴原−− −−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−−
−−−−−−可香−−伊澤−−−−−− −−木村−−−−−−−−−−高坂−− −−−−−−鷲塚−−太田−−−−−− − 佐藤勇 −中崎−− 鎧 −− 関 −− −−−−−−−−伊藤−−−−−−−− 柏レイソル盛岡
13分、清水、相手ゴールキックをCB小澤が頭で跳ね返すと、クリアと同時に走り出していたFW櫻井が綺麗に中央を割り、GKとの1対1を適切に高さを抑えたループシュートで決める。1−0 17分、盛岡、交代: 鎧→葛巻 (葛巻RB、佐藤勇CB、関LB) 25分、清水、PA前のパス回しをカットされるがCH青木が体で相手クリアを抑え、そのまま右サイド深くに持ち込む。タッチライン沿いに戻したボールをRB加藤がアーリークロス、ニアに跳び込んだFW鍋田が豪快に合わせ、2−0 27分、清水、交代: 大島→関口
盛岡 清水エスパルスジュニアユース 2(1) シュート 4(3) ◎櫻井、◎鍋田、×柴原、○柴原 1(0) 右クロス 3(1) ×加藤、×大島、◎加藤 1(0) 左クロス 6(0) ×鍋田、×柴原、×深澤、×柴原、×青木、×鍋田 0(0) 右側CK 2(0) ×柴原、×柴原 0(0) 左側CK 3(0) ×青木、×青木、×青木 1(−) 犯OS 1(−) ・櫻井 5(0) ファウル 11(0) ・大島、・山田、・櫻井、・鍋田、・鍋田、・荒井、・荒井、・深澤、・関口、・柴原 ・関口
[後半] 清水エスパルスジュニアユース (〜25分) −−−−−−−−長島−−−−−−−− −−加藤−−小澤−−山田−−深澤−− −−−−−−青木−−荒井−−−−−− −−滝戸−−−−−−−−−−関口−− −−−−−−鍋田−−柴原−−−−−−
−−−−−−太田−−新田−−−−−− −−伊澤−−−−−−−−−−吉嶋−− −−−−−−鷲塚−−千田−−−−−− −− 関 −−中崎− 佐藤勇 −葛巻−− −−−−−−−−伊藤−−−−−−−− 柏レイソル盛岡 (11分〜)
HT、清水、柴原RH、関口LHにポジションチェンジ HT、盛岡、交代: 木村→新田 (伊澤LH、新田FW)
00分、清水、LH関口の突破から左CKを得る。青木のキックをニアの櫻井が頭でファーに逸らすと、関口が無人のゴールへと軽く右足を合わせて、3−0 07分、盛岡、交代: 可香→千田 (千田CH、太田RH、高坂FW) 10分、清水、交代: 櫻井→滝戸 (上図参照) 11分、盛岡、交代: 高坂→吉嶋 (上図参照) 11分、盛岡、ロングキックに対するCB小澤のヘディングクリアがPA内で上に浮いてしまい、FW太田が落下点を見失ったCB山田と体を入れ替え、シュート。だが、距離を詰めていたGK長島が体で弾き、左CKとなる。伊澤のキックに対し、十分に助走した太田が中央、高い打点で頭を合わせ、GK長島の手を弾いてゴール右に決まる。3−1。
途中、清水、柴原LH、関口FWにポジションチェンジ 35分 (ロスタイム)、清水、加藤からの長いスルーパスに上手く呼吸を合わせて加速した鍋田、半歩遅れたCB佐藤勇は鍋田のトラップしたボールを手で触れてしまい、右75度20Mの位置でFKとなる。キッカーは鍋田。壁の上を綺麗に抜けたシュートがゴール右に決まり、4−1。
盛岡 清水エスパルスジュニアユース 4(4) シュート 11(5) ◎関口、○青木、○櫻井、×加藤、×鍋田、×小澤、×鍋田、×青木、×柴原、○加藤 ◎鍋田 1(0) 右クロス 5(2) ×青木、×加藤、×滝戸、○滝戸、○滝戸 0(0) 左クロス 4(1) ×深澤、×関口、×深澤、○柴原 0(0) 右側CK 2(0) ×柴原、×滝戸 1(1) 左側CK 4(3) ◎青木、×青木、○青木、○青木 2(−) 犯OS 1(−) ・鍋田 4(2) ファウル 3(0) ・柴原、・柴原、・柴原
緒戦、初めての全国大会、雨に濡れた長い芝…、様々な要素が絡んで出だしは両者、酷いイージーミスを頻発する。この状況を沈静したのが13分、櫻井のチーム初シュート、そして先制点。その後もミスが目立ったが、24分、鍋田がチーム2本目のシュート、そして追加点。これでようやく重圧から解放されたか、それからは得意のサイド攻撃で攻め続けて相手を自陣に縛り付けた。特に左の柴原・深澤2年生同士の連携が秀逸で、柴原は30分過ぎには外を回った深澤を囮に、サイドからカットインしてのシュートを2本浴びせ、2−0で折り返した。 後半開始直後にも加点し、3点差に。しかし、この余裕が山崎の抜けた最終ラインのミスを招き、失点を許す。が、この失点が本当の鎮静剤となった。精神的に解放された清水は長短のパス、ダイレクトプレー、斜めの人の動きが連鎖する素晴らしいサッカーを披露。23分青木の左CKを鍋田ボレー、25分加藤のパスを受けた滝戸が1人かわして右クロスに鍋田のボレー、26分青木の左CKに小澤のヘッド、29分柴原の左クロスに鍋田のヘッド…。その全てが枠外で、こうした時間帯に得点できないのもこのチームらしいが (笑)、最後は鍋田が見事なFKを決め、4−1。まずは好発進である。
▼試合結果 清水エスパルスジュニアユース 4−1 柏レイソル盛岡
▼選手寸評 [私撰MVP] 鍋田 亜人夢 [私撰MIP] 深澤 諄也、滝戸 卓 [相手方好印象選手] 太田 安博
普段から非常に「サッカーを知っている」と感じさせる鍋田だが、全国のプレーでも冷静に正しい判断を繰り返していた。だが、終了直前のFKでの絶対決めるという集中力と、決めた後のガッツポーズは全国仕様。プロで成功する選手に必要な熱い部分を見せてくれた。今年5月のナイキカップでは今一つだった深澤だが、1つ上の舞台で安定した内容。人との当たりに強く、柴原を追い越してドリブルで攻め込む姿は、同学年チームでもあまり見たことがない。一皮剥けたか? 滝戸は慣れないサイドでの起用だったが、深澤同様、ドリブルで縦に抜ける普段はあまり見せないプレーを披露した。盛岡の太田はあまり大きくないが、速いというか、すばしっこい選手。ここぞでグイっと前に抜けてくる。
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