えすぱっ子
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2006年01月01日(日) 恭賀新年

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。皆様の一層のご健康とご慶福を、祈念申し上げます。…天皇杯優勝すれば、今年最初の幸せだったんですけどね。

 2005年はユースがJユースサハラカップで、見事に優勝。早々に山本真をトップに合流させたことも、下部組織の意義から言えば非常に大きな成果でした。春は山本真の動向で右往左往しましたが、夏に彼がユースを離れてからは、選手一人一人が頑張れるチームへ改めて作り直しての結果でした。トップの天皇杯の戦い方と、ユースのJユースサハラカップの戦い方は、「ファストブレーク」に象徴される多くの共通点があり、クラブ全体が良い方向性で歩んでいることを感じさせます。
 一方のJrユースは、2年ぶりの全国大会復帰を果たし、共に予選グループで敗れたものの、横浜FMや大分といった難敵からあげた勝利は、大きな自信となったことと思います。西澤・佐野傑ら「ファーストブレイク」を体現する中盤がある反面、前田という見ているだけでご飯三杯食べられるようなトリックスターを擁した、楽しいチームでした。全国での悔しい思いを、ユースの場でぶつけてくれるものと、確信しています。

 2年生8人が決勝に先発して優勝したユースは今年、優勝候補の評判を背負うことになるでしょう。それに釣り合う実力もあると思います。しかし、枝村・赤星ら中2が5人、決勝に先発して高円宮杯 (U-15) を制しながら、翌年全国で勝てなかった過去の例もあります。けれども、昨年の3年生が備えていた「努力」と「我慢」を忘れなければ、きっと結果もついてくることでしょう。
 Jrユースも昨年、これまで全国各所のサッカーフェスティバルで優勝してきた中2が、県新人戦でも優勝しました。基礎技術が高く、個人戦術に秀で、そしてよく走る、とても良いチームだと思います。鍋田・山崎・山田ら、各ポジションに核となる選手がいますが、システムも含めて未だチームは固まっておらず、発展の余地を残します。更に中1も、4年ぶりにさなるカップを制覇 (つまり昨年は、静岡県大会ではユースからJrユースの各学年全てが、優勝したことになりますね)。今年のJrユースは、田代・柴原といった卓越した「個」を秘める下級生も絡んだ切磋琢磨に、期待するところ大です。

 私個人の話をすれば、昨年は2月から9月まで海外に駐在しており、一昨年に続いてJヴィレッジに赴くことができず、寂しい思いをしました。今年もいつ赴任やら、出張やらになるか分かりませんが、できる限りエスパルスユース、Jrユースをサポートしていきたいと思います。サポートと言えば、昨年から下部組織を「応援」するサポーターが増えてきました。私の他はご家族の方しかおらず、ポツンとメモを走らせていた頃とは、隔世の念があります。下部組織の盛り上げていくには、自分のような「観戦」する者も、「応援」される方も、両方必要でしょう。「見られる」ことを対価とするプロと違い、アマチュアである下部組織は選手が主役です。選手がエスパルスのユニフォームに誇りを覚えるような環境を、築いていきたいものです。

 それでは今年も、エスパルスのユニフォームを着る全ての人に、幸多からんことを祈って。

おまけ:
[2005年筆者現地観戦試合数]
 59試合 (トップ3試合、サテライト0試合、ユース21試合、Jrユース19試合、他16試合)
200試合観戦が目標な人に比べれば、私は一般人ですね。

[自薦好試合]
Jユース杯・F東京戦 (○1−0)
 個人的に大満足で帰ったら、周囲の低評価で驚いた。常盤→井澤のスルーパス以外、殆ど崩されれなかった守備組織の完成度を高く評価。個人で見ても、佐野克のカバーリングの速さに唸らされた。ファストブレークは得点こそなかったが、展開の速さと流動性の高さは素晴らしい。リフティングでDFを外してシュートを放つなど、長沢の「個」としての挑戦も目を引いた。両チーム共にCBとGKが盤石で、引き締まった好試合。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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