2005年10月23日(日) |
JY (中1): ナイキ杯 静岡県予選 ジュビロ浜北戦 + ジュビロ沼津戦 |
Jrユース (中1) 05年10月23日 (日) 10:05開始 つま恋 多目的広場入口側 さなるカップ争奪 第25回静岡県中学1年生サッカー大会 クラブの部 (準決勝) 対 ヤマハジュビロ浜北 ※25分ハーフ 天候:晴れ
▼布陣 先発: 後半23分〜: −−−−−−柴原−−松田−−−−−− −−−−−−柴原−−石原−−−−−− −−成田−−−−−−−−−−坂口−− −−遠藤−−−−−−−−−−坂口−− −−−−−−田代−−前澤−−−−−− −−−−−−田代−−藤田−−−−−− −−片井−− 萩 −−中原−−深澤−− −−片井−− 萩 −−中原−−深澤−− −−−−−−−−井出−−−−−−−− −−−−−−−−鈴木−−−−−−−− 交代:後半09分:松田→石原 後半12分:成田→藤田 後半23分:井出→鈴木、前澤→遠藤 (藤田をCH、遠藤を左SHに)
ヤマハジュビロ浜北: 先発: 後半30分〜: −−−−− 和久田 −堀田−−−−−− −−−−− 和久田 −池川−−−−−− −−−−曽我−−−−−−金原−−−− −−−−竹田−−−−−−曽我−−−− −−−−−−河合−−澤根−−−−−− −−−−−−岡田−−澤根−−−−−− −−竹田−−名倉− 伊藤槙−伊藤史 − − 伊藤史 −名倉− 伊藤槙 −佐藤−− −−−−−−−−打桐−−−−−−−− −−−−−−−−打桐−−−−−−−− 交代:後半00分:金原→佐藤 (竹田をOH、伊藤史を左SB、佐藤を右SBに) 後半09分:堀田→池川 後半30分:河合→岡田
▼試合展開 [前半] 07分、清水、中盤右からのスローイン、坂口の大きな放物線を描くクロスが強風に煽られ、GKの頭と腕の上を越える、1−0 08分、清水、坂本が中盤右から斜めのサイドチェンジ、PA左角に走り込む成田が切り返しからファーに低く突き刺す、2−0
浜北 清水エスパルス 2(1) シュート 7(3) ×前澤、×柴原、○松田、◎坂口、◎成田、×成田、×成田 0(0) 右クロス 4(0) ×深澤、×深澤、×深澤、×坂口 0(0) 左クロス 6(1) ×成田、×片井、×成田、×成田、○成田、×成田 0(0) 右側CK 1(0) ×坂口 0(0) 左側CK 2(0) ×坂口、△坂口 0(−) 犯OS 1(−) ・松田 2(0) ファウル 2(0) ×片井、・成田
[後半] 15分、清水、速攻、石原が右に捌いて深澤がアーリークロス、PA内で田代が頭で落とし、藤田のパスに再び裏で田代、3−0
浜北 清水エスパルス 1(0) シュート 7(3) ○松田、×坂口、○坂口、×柴原、◎田代、×藤田、×藤田 1(0) 右クロス 6(2) ○坂口、×坂口、×深澤、○深澤、×石原、×坂口 0(0) 左クロス 4(0) ×成田、×成田、×田代、×藤田 1(1) 右側CK 1(0) ×坂口 0(0) 左側CK 2(0) △坂口、×坂口 0(−) 犯OS 0(−) 1(0) ファウル 3(0) ・田代、・深澤、・坂口
清水エスパルスJrユース 3−0 ヤマハジュビロ浜北
▼個人的好印象選手 田代 諒 (CH): 高く大きく上手く柔らかい上に運動量まである。守備でフィルタ役を完璧に務めつつ、前線にも絡んだ。 坂口 翼 (右SH): 速くて巧い小柄サイドアタッカーは歴代幾らもいるが、彼は更に視野が広く、正確に蹴る技術がある。
Jrユース (中1) 05年10月23日 (日) 13:00開始 つま恋 多目的広場山側 さなるカップ争奪 第25回静岡県中学1年生サッカー大会 クラブの部 (決勝) 対 ACNジュビロ沼津 (中1) ※30分ハーフ 天候:晴れ
▼布陣 先発: 延長08分〜: −−−−−−柴原−−松田−−−−−− −−−−−−河西−−石原−−−−−− −−成田−−−−−−−−−−坂口−− −−藤田−−−−−−−−−−柴原−− −−−−−−田代−−前澤−−−−−− −−−−−−田代−−前澤−−−−−− −−片井−− 萩 −−中原−−深澤−− −−片井−− 萩 −−中原−−深澤−− −−−−−−−−井出−−−−−−−− −−−−−−−−井出−−−−−−−− 交代:後半14分:松田→石原 延長05分:成田→藤田 延長08分:坂口→河西 (柴原を右SH、河西をFWに)
ACNジュビロ沼津: 先発: 後半30分〜: −−−−−−増田− 鈴木航 −−−−− −−−−−−増田−−湯本−−−−−− − 鈴木海 −−−−−−−−−湯本−− − 鈴木海 −−−−−−−−−堀江−− −−−−−−秋山−−小針−−−−−− −−−−−−秋山−−小針−−−−−− −−内田−−桜井−−佐野−−堀江−− −−内田−−桜井−−佐野−−大澤−− −−−−−−−−金子−−−−−−−− −−−−−−−−金子−−−−−−−− 交代:延長05分:鈴木航→大澤 (湯本をFW、堀江を右SH、大澤を右にSB)
▼試合展開 [前半] 12分、清水、敵陣左からのスローイン、柴原がターンから急加速で囲みを置き去りに、PA内左30度から右に突き刺す、1−0 22分、沼津、PA中央から強引に持ち込んだ増田は中原が潰すが、両者倒れたところ、真っ先に反応した鈴木航が決め、1−1
沼津 清水エスパルス 2(2) シュート 5(1) ×田代、×田代、◎柴原、×田代、×前澤 5(0) 右クロス 0(0) 0(0) 左クロス 4(0) ×成田、×成田、×坂口、×柴原 1(0) 右側CK 0(0) 0(0) 左側CK 1(0) △坂口 0(−) 犯OS 2(−) ・松田、・松田 5(1) ファウル 1(1) ×成田
[後半] 沼津 清水エスパルス 2(0) シュート 2(1) ×柴原、○深澤 3(0) 右クロス 1(0) ×坂口 0(0) 左クロス 3(0) ×柴原、×松田、×成田 1(0) 右側CK 0(0) 1(0) 左側CK 1(1) ○坂口 1(−) 犯OS 0(−) 3(1) ファウル 3(1) ・柴原、・深澤、×片井
[延長 (5分ハーフ)] 01分、柴原の速く低い球足の左CKを、右ファーポスト近くの田代が、スタンディング右ハイキックボレーを叩き込み、2−1
沼津 清水エスパルス 1(0) シュート 1(1) ◎田代 4(0) 右クロス 0(0) 1(0) 左クロス 1(0) ×成田 0(0) 右側CK 1(0) ×柴原 1(0) 左側CK 1(0) ◎柴原 0(−) 犯OS 0(−) 1(0) ファウル 3(0) ・荻、 ・藤田、・前澤
清水エスパルスJrユース 2−1 ACNジュビロ沼津
▼個人的好印象選手 中原 伸尚 (CB): 守備の基本をよく知っているDF。1対1の強さも美点だが、我慢する時機を知る判断力は特筆すべき。 深澤 諄也 (右SB): 元清水FC10番FW。だが、SBも無問題。キックの貢献は勿論、守備のチェック・カバー共に良し。
さなるカップは、ユース年代で唯一世界に繋がるナイキカップの予選を兼ねた大会。清水エスパルスは市川・平松の代に初優勝すると、高木・村松の代 (東海一中に小林・佐野がいた代) を除いて、池田・岩本の代まで8回優勝している。だが、その後の3年間は全て県内で敗退。静学中・常葉橘中・開誠館中らが強化を始め、藤枝東FC・藤枝明誠FCなども創設されて戦力が分散化した影響もあるが、何より相手の堅守速攻の狙いにハマることが多かった。
さて、何故か一昨年からクラブの部と中体連の部と分けるようになった本大会、クラブの部・準決勝の相手は、戦力分散化以前から清水と県内の覇権を争ってきたジュビロ浜北である。試合は序盤から清水が攻勢。崩しきる前に積極的にシュートを放ち、深澤がアーリークロスを送り込む。その積極性が坂口のクロスが折からの強風に乗る形で実を結ぶと、動揺した相手に続けざまに成田がミドルを叩き込み、2点をリード。その後、成田の突破に頼るややワンパターンな攻撃に偏り、浜北の強力2トップにDF数人が振り回される場面があったが、人垣で防いで前半を折り返した。 後半は、基本的に横向きながら、強風が順風に。すると、大きなフィルターとして立ちはだかる田代を浜北は越えられなくなり、DFラインが跳ね返すまでもなく、清水が一方的に攻めるようになる。サイドを坂口・成田が深く抉り、単調ながらカウンターのリスクを抑えた攻撃を展開。15分にフィルターが突如、ゴール前に現れて決定的な3点目を決めると、後は交代を繰り返しつつ、危なげなく逃げ切った。
決勝の相手は昨年度、全日本少年フットサル大会に優勝したアスルクラロ沼津のメンバーを多く揃えるジュビロ沼津。今年2月の県少年団大会でも、アスルクラロに柴原の所属する長田西が準決勝で0−3、坂口の所属する静岡中田が決勝で0−4で敗退している。3種に進んでからの練習試合でも敗戦、リベンジを期しての対戦となった。 互いに慎重な立ち上がり。清水の前線は突破口の坂口が抑えられ、田代が中距離から狙う程度。沼津は右の湯本が起点になるが、そこからのクロスは荻・中原が跳ね返す。そんな中、12分、ボールアウトで足が止まった一瞬の隙に、清水はスローインを受けた柴原が一人早送りのように、得意の高速ターンから突破、先制する。だが、先制後も慎重な流れは変わらず、徐々に守る清水より沼津が出足で勝るようになると、22分、増田と中原が交錯して倒れた一瞬の隙に、沼津・鈴木航が一人早送りで加速してこぼれ球をゴールに突き刺し、同点に追いついた。 後半は基本的に横風ながら、清水が逆風。沼津はロングボールを多用して中盤を省略することで、田代というフィルターを無効化。清水は変わらず、前線4枚がドリブル主体で攻めるのだが、こぼれ球を大きくクリアされてしまうので、二時攻撃を仕掛けられない。ロングボールの先では、増田・湯本が体格を活かしてキープ、沼津が攻める時間が長くなる。しかし、相手の狙いが明らかになれば、元々人に強い荻・中原、そう簡単に空中戦で譲らない。試合は膠着し、5分ハーフの延長戦へ。 延長1分、いきなり田代がCKからゴールに突き刺し、清水が主導権を握る。僅か10分の延長戦、当然沼津はパワープレーで打開を図るが、それには既に後半から慣らされていた清水が揺らぐことなく、守りきった。
今年の3年生に似た個人技ベースの奔放としたチームと聞いていたが、この大会は柴原が徹底的にマークされたこともあり、DFライン+田代・前澤の判断の良さが光る大人のチームという印象を受けた。特に田代は、文字通りチームの中心、セントラルMFとして攻守を有機的に結びつけた。加藤監督がある程度組織にも労力を割いて、アップセットを起こされづらいチームづくりをしてきた様子をうかがわせる。中体連の部・優勝チームとのウィナーズカップは、スルガカップに続き、再び青島監督率いる開成館中との元エスパルス所属監督対決。開成館は積極的な突破と精力的なプレスに秀でた好チームであり、油断することなく決戦に臨んでもらいたい。
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