2004年06月27日(日) |
JY: クラブ選手権 東海予選 名古屋グランパス+ジュビロ浜北戦 |
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04年6月27日 (日) 11:30開始 三好町旭グラウンド 第19回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)東海大会 2回戦 対 名古屋グランパスエイト ※30分ハーフ 天候:曇
▼布陣 清水エスパルスJrユース: 名古屋グランパスエイト: −−−−−−庄司−−前田−−−−−− −−−−− 羽根田 −花井−−−−−− − 杉山和 −−−−−−−−−田村−− −−広木−−−−神野−−−−三島−− −−−−−−岩崎−−滝戸−−−−−− −−−−−−原田−−土屋−−−−−− −−石垣−−鍋田−−小関− 桑原尚 − −−−− 播 −−三宅−−西山−−−− −−−−−−−−吉田−−−−−−−− −−−−−−−−鈴木−−−−−−−− 後半10分:土屋 →桐山 後半24分:羽根田→榊原
▼試合展開 [前半] グランパス 清水エスパルス 3(1) シュート 6(1) ○和毅、×庄司、×和毅、×田村、×田村、×和毅 2(0) 右クロス 4(2) ×田村、○田村、×尚希、○?? 0(0) 左クロス 2(0) ×和毅、×石垣 1(1) 右側CK 3(0) ×和毅、×和毅、×和毅 2(0) 左側CK 2(1) ○岩崎、×岩崎 0(−) 犯OS 1(−) ・和毅 4(2) ファウル 3(1) ・岩崎、・庄司、×尚希
[後半] 後半27分、名古屋、三島がシュートブロックを自ら拾うと、右に開いてクロス、桐山がファーで頭を合わせて、0−1。
グランパス 清水エスパルス 6(2) シュート 2(2) ○滝戸、○庄司 5(2) 右クロス 10(2) ○尚希、×庄司、×田村、×田村、×前田、×尚希、×庄司、×田村、×尚希、○和毅 3(1) 左クロス 3(2) ○和毅、×岩崎、○和毅 1(0) 右側CK 2(1) ×和毅、○和毅 0(0) 左側CK 1(0) ×岩崎 0(−) 犯OS 1(−) ・庄司 9(1) ファウル 8(3) ・前田、・岩崎、・前田、×尚希、×滝戸、・小関、和毅、×??
最終ラインを高く維持した清水が、6:4で優位に進めながら得点できず。終盤、前線の選手が戻りきれずに4−2−4に近い状態になり、清水の4+2の守備ブロックが、同数に近い人数を掛けたグランパスに押し切られた格好だった。但し、決して不運な敗戦ではなく、十分に論理的な帰結だった。 スタッツで分かるとおり、盛んに個人能力で名古屋の両サイドを崩した清水だったが、それだけだった。確かに、左右SHの和毅・田村は同年代でトップクラスの能力を持つ選手である。しかし、残念ながらサッカーは相手を抜いた回数ではなく、ゴールを揺らした回数で勝敗を決めるスポーツだ。しかも、枝村の対角線フィードのように中央からサイドを使って攻めるのではなく、同サイドで前後にパスを送り、和毅・田村の突破力に頼る単調な攻撃が多かった。この効率性の悪さは、花井・三宅といった全国級のタレントが前線と後方の中央にいた名古屋と比べてもいいし、長沢・町田・池田・佐野・岩本と世代別代表選手で縦に一本軸を通した昨年のJrユースと比べてもよい。 それは守備においても、同じことが言える。高い最終ラインを保てば、流れの中では有利になるが、局面を見れば裏のスペースに走られるリスクも抱えている。求められるのは、まず1対1に勝って自分の裏へと行かせないこと、次に裏に行かれても追いつくスピードがあること。だが、残念ながら名古屋の羽根田・花井・三島に対して、それを完遂できたとは言えない。良い読みは何度も見られた一方で、競り合いに脆さを見せる場面も多かった。 効率的に戦う方法=戦術ということになるのだが、これについては浜北戦の総評で触れたい。
▼試合結果 清水エスパルスJrユース 0−1 名古屋グランパスエイト 得点:後半 分:名古屋・桐山 悠 (三島圭一郎・右クロス) 警告:後半10分:名古屋・三島圭一郎 (異議) 後半17分:名古屋・原田 達哉 (ラフプレー)
▼選手寸評 [私撰MVP] 桑原 尚希 (左SB) : 縦のスペースに抜ける速さと、前の選手を使う巧さを兼備。読みも良く、守備にも破綻なし。
[私撰MIP] 田村 亮介 (左SH) : 単純な足の速さだけでなく、裏をとるタイミングの良さも光る。空中戦にも存在感を見せた。
[個人的好印象選手 (相手方) ] 三島圭一郎 (トップ下) : 速さを活かしたドリブルを披露しつつも、パス出しのタイミングにもセンスを感じさせた。
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04年6月27日 (日) 15:15開始 三好町旭グラウンド 第19回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)東海大会 4位決定戦1回戦 対 ヤマハジュビロ浜北 ※30分ハーフ 天候:曇
▼布陣 清水エスパルスJrユース: ヤマハジュビロ浜北: −−−−−−庄司−−前田−−−−−− −−−−−−畠山−−押谷−−−−−− − 杉山和 −−−−−−−−−田村−− −−−−−−−−関嶋−−−−−−−− −−−−−−岩崎−−滝戸−−−−−− −−松田−−小林−−成岡−−岩瀬−− −−石垣−−鍋田−−小関− 桑原尚 − −−−−坂田−−山本−−大森−−−− −−−−−−−−吉田−−−−−−−− −−−−−−−−松山−−−−−−−− 後半13分:岩崎→山口 (前田をCH) 後半11分:岩瀬→高瀬 後半21分:石垣→曽根 後半22分:畠山→森田 後半28分:庄司→平井 (滝戸をFW) 後半29分:成岡→青木
▼試合展開 [前半] 15分、浜北、ハーフライン付近からのFK、PA内でクリアしたボールを、エリア外から押谷がミドルボレー、0−1。 29分、浜北、カウンター、足下に受けた畠山が小関を突破し、裏へのパスを押谷が鍋田を押し退けてシュート、0−2。
浜北 清水エスパルス 4(2) シュート 2(0) ×田村、×庄司 1(0) 右クロス 1(0) ×田村 3(0) 左クロス 7(1) ×石垣、×和毅、×和毅、○前田、×和毅、×和毅、×石垣 2(0) 右側CK 1(0) ×和毅 1(0) 左側CK 0(0) 0(−) 犯OS 1(−) ・庄司、・和毅、・庄司 3(1) ファウル 3(1) ・滝戸、×尚希、・鍋田、・滝戸、・田村
[後半] 26分、浜北、森田が尚希を抜くと深く抉り左クロス、ゴール前のマークが不足しており、関嶋がフリーで決め、0−3。
浜北 清水エスパルス 5(1) シュート 4(0) ×和毅、×滝戸、×庄司、×田村 3(0) 右クロス 4(1) ×田村、○田村、×田村、×小関 1(1) 左クロス 8(2) ×庄司、×和毅、○石垣、×和毅、×石垣、×石垣、○和毅、×滝戸 1(0) 右側CK 1(0) ×和毅 1(0) 左側CK 0(0) 2(−) 犯OS 2(−) ・田村、・庄司 2(0) ファウル 4(0) ・小関、・小関、・田村、・滝戸
好敵手グランパスと最後まで分からない接戦の末に敗れた清水と、ジュビロ勢同士 (対掛川) で0−5と点差の開いた試合を済ませた浜北。消耗度には自ずから差があった。単独突破への積極性に欠いた和毅に象徴されるように、試合開始から動きの重かった清水は、給水中断の直前に失点すると、その後も振るわず。グランパス戦同様、効率性の悪いサッカーで疲弊していき、逆に最も効率性の高いカウンターで前半終了間際に突き放され、後半終盤に集中力が切れた状態でダメ押しされると、ユースに続いてクラブ選手権敗退の全国への道を閉ざされた。 戦術上の欠陥は、グランパス戦で述べたとおり。県勢同士で頻繁に練習試合を行ってる浜北には、まして対策の組みやすい相手だろう。和毅と田村の突破を止めるのは無理でも、ゴール前の人垣でシュートさえブロックすれば良いのだから。先発・交代に関する采配にも、疑問が残る。率直に言って昨年と違い、先発の顔ぶれはジュビロ勢やグランパスと大差ないが、控えも含めた選手層では (特にジュビロ勢と比べ) 、まだ差があると思うからだ。約2時間半前に60分間走り回った選手をそのまま先発させたわけだが、酷暑の連戦が果たして有効であったか。個人的に、山口・曽根・川端・横山などは、十分に先発に耐えうる選手だと思う。また、この大会の交代枠は無制限である (一度交代した選手を、再投入しても良い) 。 ただ、戦術とか采配とかは、結局のところ、個人能力を補完するもの。ユースの選手ならば、監督に与えられた役割を果たしたり、自分の特長を抑えてでも相手の長所を消したり、状況や起用法を考えてプレーを変えたりすることも求められる。だが、Jrユースの間は選手の個性が第一、自分たちの良さを出して相手に勝てないのなら仕方がない、そんな考え方もありだと思う。実際、今回の敗退で自分の足りない部分が分かった選手 (特に県大会では殆ど自由にプレーできてしまう和毅や田村) も、多いのではないか。極端な例だが、FWを10分ごとにローテーションで交代する「車懸かり」のような戦法で勝ったとしても、結果以外に得るものは少なかろう。 とはいえ、全国という舞台は時に、選手を爆発的に成長させる。今年の中3と中2はナイキカップも逃しており、Jヴィレッジに行ったことのない世代だ。清水は良い意味で「教えすぎない」チームだと思うのだが、個人能力主義と戦術主義のバランスを考えねばならない時期が、来ているのかもしれない。
▼試合結果 清水エスパルスJrユース 0−3 ヤマハジュビロ浜北 得点:後半15分:浜北・押谷 祐樹 ※DFクリアをボレー 後半29分:浜北・押谷 祐樹 (畠山 祐輔 ・スルーパス) 後半26分:浜北・関嶋 順起 (森田 雄二 ・左クロス)
▼選手寸評 [私撰MVP] なし
[私撰MIP] 石垣 亮 (左SB) : 小柄な体格ながら精力的に動いて疲弊した和毅をよくフォローし、巧みなキックを披露した。
[個人的好印象選手 (相手方) ] 押谷 祐樹 (FW) : 鋭い突破と積極的なチャレンジが、試合前から疲労していた清水DF陣の脅威に。足技もある。
04年6月26日 (土) 18:15開始 長良川球技メドウ JFAプリンスリーグU-18 東海 2004 第6節 東邦高校 対 岐阜工業高校 ※45分ハーフ
東邦高校: 岐阜工業高校: −−−−−−奥村−−10−−−−−− −−−−−−−−19−−−−−−−− −−08−−−−−−−−−−11−− −−−−臼井−−10−−栗本−−−− −−−−−−09−−06−−−−−− −−−−−−奥田−−河合−−−−−− −−05−−04−−03−−02−− −−04−−03−−松井−−05−− −−−−−−−−01−−−−−−−− −−−−−−−−清水−−−−−−−− 交代:後半22分:02番→14番 交代:後半00分:03→20 後半28分:08番→16番 04→14 後半32分:11番→18番 10→21 ※19と21の2トップに 後半09分:栗本→17 後半19分:奥田→22 ※22も含めた3トップ、06のワンボランチ 後半38分、松井をGKにコンバート・3バック
前半05分、岐阜、右サイドを抉った栗本が右クロス、低い弾道がファーポスト際の臼井の頭へと綺麗に渡って、0−1。 前半10分、東邦、DFクリアをFWがブロック、すぐに右へ流すと、そこに11番が走り込んでファーに決める。1−1。 前半44分、東邦、ロスタイムのラストプレー、速攻から中央10番のスルーパスから、ゴール前に飛び出た奥村、2−1。 後半23分、東邦、13番にイエローカード (反スポーツ的行為) 後半34分、岐阜、14番にイエローカード (ラフプレー) 後半38分、岐阜、清水にレッドカード (得点機会阻止) 後半43分、岐阜、GK退場で一人少ない岐阜工、長いFKのクリアに河合の胸トラップドライヴミドルが炸裂、2−2。 後半44分、東邦、半身抜けた奥村にシュート撃たれたら終わりと岐阜20が体を寄せるが…、その時、47分56秒、3−2。
東邦高校 岐阜工業高校 4(1)/8(3) シュート 7(3)/5(2) 5(0)/3(0) 右クロス 4(2)/0(0) 2(1)/2(1) 左クロス 4(1)/2(0) 1(1)/0(0) 右側CK 1(1)/2(1) 4(0)/0(0) 左側CK 1(1)/0(0) 1(−)/3(−) 犯OS 2(−)/2(−) 8(2)/6(1) ファウル 8(0)/3(0) ※内側が前半/外側が後半の数字
東邦高校 3−2 岐阜工業高校
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