えすぱっ子
清水エスパルスユース紹介サイト

2002年04月13日(土) 中日本スーパーリーグ 富山第一高校戦

8時半。朝起きて、すぐに時之栖スポーツセンターに電話。
「清水エスパルス−富山第一の試合会場を教えてください。」
「高校生の試合は、裾野グランドの3面ある方で行われますよ。」

おお、やはり。「御殿場サッカー場」だからといって、御殿場市に位置する時之栖グランド(別称、御殿場グランド)の方に行ったら、とんでもないことになるところだった。なにしろ、両者は同じ時之栖スポーツセンターとはいえ、5km以上離れているのだ。侮れないぜ、御殿場サッカー場。そして、中日本ユースリーグ。胸を撫で下ろし、一路御殿場へ。

途中、やや迷いながら50分ほど歩いて裾野グランドに到着。もう、15時近くだ。岐阜工業−東京学館新潟の試合を観戦しながら、待つ。しかし、待てど待てどオレンジ色のユニフォームが現れる気配はなく、別のグラウンドでは、同じ試合予定時刻(15時半)の四日市中央工−丸岡の試合が始まってしまった。
おかしい。まさか、朝の話が、早くも変更になったというのか。あ、侮れないぜ、中日本ユースリーグ。慌てて、再び電話。
「清水エスパルス−富山第一の試合会場は、変更になったのですか?」
「いえ、試合開始が10時に変更になって、もう終わってしまったんですよ。

え?
いや、確かに朝の電話では、試合時間までは聞かなかったけどさあ…。本当に侮れないぜっ、中日本ユースリーグ!!


試合結果
4月13日(土) 10:00キックオフ(御殿場高原サッカー場)

富山第一高校 2−5 清水エスパルス
 得点:阿部文一朗(鈴木真司)、阿部文一朗(なし)、阿部文一朗(杉山浩太)、
    阿部文一朗(天野数士)、阿部文一朗(杉山浩太)
  ※( )内はアシスト。
 警告:杉山浩太(反スポーツ的行為)、村越大三(ラフプレー)

後半だけで、5得点の逆転勝ち。浩太は暴言でも吐いたのでしょうか。「反スポーツ的行為」を「反スポ」と略す中日本ユースリーグは、やはり侮れない(笑)。しかし、ブンは、もうどうにも止まらないですな。通算18得点。浩太も7アシスト。


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以下、不貞腐れたエスパサポによる、試合観戦記。


●名古屋グランパス8ユース−藤枝東高校
「グランパス8」は、どう考えても変だろ、中日本ユースリーグのパンフレット(笑)。

▼布陣
○名古屋グランパス8ユース    ○藤枝東高校

−−−−−津田−−神谷−−−−−◇−−−−−森下−−海野−−−−−

−−−深谷−−平林−−森敬−−−◇−−−田中−−成岡−−山本−−−

−−−−−−−24−−−−−−−◇−−−−−−−岡田−−−−−−−

−稲垣−−鈴木−−諸江−−富岡−◇−小林−−佐塚−−大井−−河合−

−−−−−−−森美−−−−−−−◇−−−−−−−清野−−−−−−−

名古屋の24番は、判別不明。少なくとも、パンフの選手ではない。下級生だろうが、かなり良い動きをしていた。マックス鈴木が常に余り、その前にSBを絞らせ3人のCBにする変則的な4バック。

藤枝東は、ベストメンバーと言ってよいだろう。山本と海野の位置は逆かもしれないが、ゴール裏観戦で識別できないまま、前半終了時に山本は交代。まだ、怪我の具合が悪いそうだ。後半、新1年生の赤星(清水JY出身)・長原(ジュビロ掛川JY出身)ら、クラブジュニアユース出身のU16代表選手が登場。他は、石橋(3年生)や、松下・木村・立田ら2年生が出場したようだ。


▼試合展開
出だしこそ押し込まれる場面があったものの、徐々に名古屋ペース。4バック1ボランチの藤枝東は、平林・神丸らドリブラーを揃える名古屋の中央突破に予想以上の脆さを見せた。
06分、名古屋、神丸の右CKをマックス鈴木が完璧ヘッドも枠上。
08分、藤枝東、混戦からネットを揺らすも、GKチャージ?でノーゴール。
23分、名古屋、24番のスルーパスに、津田がフリーでシュートは、右ポスト内側。
25分、名古屋、神丸の右CK、ファーの深谷が折り返し、ゴール3M右前の森敬史が頭で
   叩きつけるもGKが反応、掻き出す。
36分、名古屋、数分前にブラールド監督から、前線に常に3人残せと強気の指示。
   DFの跳ね返しを待ち受けていた平林、中央突破。藤枝東、ズルズル下がる。
   PAに差し掛かり、漸く当たりに行ったところを右に大きく開く神丸へ。
   その折り返しをファーで胸で落とした平林、即座、右足一閃。1−0。
39分、藤枝東、成岡の中途半端なキープを平林が奪い、フリーになるが前半終了の笛。

後半、名古屋が時間稼ぎも混ぜるなど消極的になり、交代選手を大量投入した藤枝東のサイド攻撃が機能する。名古屋は単純な放り込みが多くなったが、それは大井・長原の長身CBの餌食となった。
10分、名古屋、GKに一度弾かれるも、その後の中途半端な飛び出しを見逃さず、森敬史
   が脇下にシュート。追加点。2−0。
11分、藤枝東、左センタリングに海野がフリーでヘッドも、GK瞬時に体を倒し、弾く。
15分、藤枝東、こぼれ球を赤星が強烈ミドル。DFに当たりコースが変わるも左ポスト。
37分、藤枝東、右からの展開をニアで受けた赤星、折り返しが手に当たり、ハンドの判定。
   PKは成岡でなく赤星。しかし、これを森美棋が右に飛んで防ぐ。

名古屋グランパス 2−0 藤枝東高校


●四日市中央工高校−丸岡高校
名古屋−藤枝東戦のハーフタイム、10分間弱だけ観戦。四中工は、跳ね返し能力に長け、組織が整備された4バックで丸岡の侵入をゴールから20Mほど前からは全く譲らず、確度の低いミドルやスルーパスによる攻撃に抑えていた。

四日市中央工高校 4−0 丸岡高校


●岐阜工業高校−東京学館新潟高校
後半20分程から観戦。着いて5分ほどで岐阜工が得点。しかし、DFの選手から「盛り上げようぜ」と声が掛かるほど、淡々とする前線。どうやら、試合の大勢は決まっていたらしい。…と思ったら、あれはノーゴールだったそうな(後日談)。盛り上がらないはずだ(爆)。
その後の試合内容は、むしろ学館新潟。高いDFラインを保ち、アウトサイドで数的有利を作っては裏を突いた。しかし、決定機にシュートの精度がない。良いFWが一人いるだけで、だいぶ変わると思う。対する岐阜工は、少ないタッチで相手の高いラインの裏を、効果的に脅かしていた。

岐阜工業高校 1−1 東京学館新潟高校


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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