2001年10月28日(日) |
Jユース杯 予選リーグ ヴァンフォーレ甲府戦(A) |
01年10月28日(日)13:00開始 山梨・韮崎中央公園陸上競技場 第9回Jユースカップ2001・Jリーグユース選手権大会 予選Dグループ 対 ヴァンフォーレ甲府ユース(A) 入場者数:104人
▼布陣 −−−−−阿部−−長沼−−−−−
−−−−−−−枝村−−−−−−−
−大瀧−−渡邊−−深澤−−日高−
−−−森山−−高山−−拓也−−−
−−−−−−−浅山−−−−−−−
交代:67分:大瀧→篠田 (そのまま左MFに) 76分:浅山→勝又 (そのままGKに) 76分:枝村→森安 (ボランチ、深澤がトップ下に) 76分:阿部→獅子内(そのままFWに)
途中、枝村と大瀧のポジションチェンジあり。長く副GKを務めてきた1年の山本がGKトレーニングキャンプで不在のため、久々に副GKに入った2年の勝又が、試合展開もあり幸運な出場機会を掴みました。
▼得点経過 前半11分:長沼圭 枝村のスルーパスに抜け出した日高が、突破した後にGKに足を払われPK。蹴るのは深澤でなく得点王争いの長沼。豪快に決める。
前半14分:長沼圭 森山の右CK。間に落ちて混戦となり、長沼の最初のシュートは防がれるも、リバウンドを長沼が再び豪快に決める。
前半19分:渡邉優希 右スペースを抜け出した日高が、低い弾道のセンタリング。ファーの長沼も合わせられたが、ニアで先に飛び込んだ渡邊が頭で突き刺す。
前半24分:大瀧義史 森山の右CKは、低い弾道でのPA手前、大瀧へのパス。フリーの大瀧は、コースを落ち着いて選択し、豪快にライナー性のミドルを左上部に。大瀧の左足は、緩急自在。
前半27分:日高拓磨 パス交換から左に抜け出した大瀧は、ゴール前に鋭く曲がって落ちるセンタリング。ファーに走り込んだ日高に合い、右アウトサイドボレーで決める。
後半03分:阿部文一朗 渡邊がパスカットから浮き球でスルーパス。阿部が速さを生かして抜け出し、1対1になったGKが倒れ込むのを待って、強シュートをゴール右隅に。
後半09分:深沢良輔 渡邊の横パスを受けて、フリーの深澤が選択したのは40Mの強烈ロング。一直線にクロスバーに当たり、バウンドしてゴールに収まる。
後半10分:長沼圭 深澤がワンツーで右に抜け出し、センタリングを長沼が合わせてゴール。ハットトリック達成。
後半20分:枝村匠馬 阿部がパスカットから、右に抜け出しセンタリング。長すぎて、相手と長沼までサイドに振られる(笑)。逆サイドから大瀧が折り返し、枝村が滞空時間の長いヘッド。
後半27分:長沼圭 日高の全力疾走に甲府はもはや付いていけない。力強いセンタリングに、長沼が力強いボレーで応える。
後半35分:獅子内善雄 前線からのカットでこぼれ球を受けた獅子内は、すぐに体を反転。中央突破を図りGKを抜き去る。抜いた際のタッチが大きく、相手DFにライン際まで追い込まれるが、そこから決める。
後半37分:森安洋文 深澤がゆっくりと持ち込んで相手DFを押し下げ、突破せずに後ろに戻す。受けた森安がフリーで強烈なロング。DFに当たったが、勢いを失わずにゴール。
後半38分:長沼圭 獅子内得意の重心の低いドリブル。その突破でDFはずるずる下がり、そこで裏に走り込んだ長沼にスルーパス。確実に決める。
後半42分:深沢良輔 右に開いて受けた深澤から、その左脇に作られたスペースに渡邊が走り込む。ドリブルシュートは下がったDFに弾かれるが、こぼれ球を拾った深澤が華麗にループ。
後半43分:長沼圭 深澤から左サイドに森安が走り込み、センタリングを長沼。ダブルハット達成。
▼感想 相手の組織守備の前に膠着状態に陥った時に、それを打開する能力がないことが、今年のチームが抱える最大の課題といえる。しかし、甲府は、パス回しで簡単に崩れ、豊富なスペースを提供していた。得意のセットプレーが、序盤に決まったのも大きかっただろう。1対1で常に優位に立ち、終盤に3人一気に投入した後は、相手陣内でのみプレー。 膠着状態に対する弱さの反面、余裕のある状況における確実性の高さは、今年のチームの特長であり、長沼の強さ、日高の速さ、深澤の巧さが光り、終始圧倒した。しかし、相手の流れになりそうになるのを未然に防いだのは、前半早々の浅山のスーパーセーヴであり、渡邊の素早いチェック、高山の確実なカバーであった。
1年生や中学生の枝村も活躍したが、この日は評価は保留せざるをえない。但し、大瀧の多彩なキックは、確実だが単純なプレーに走って単調になりやすいチームで、アクセントを加えていたことは間違いないだろう。
▼試合結果 甲府ユース 0−15 清水ユース 得点者:長沼6、深澤2、渡邊、大瀧、日高、阿部、枝村、獅子内、森安
○公式記録 甲府 −− 清水 05 SH 43 シュート数。2分に1本放っている勘定になる。 22 GK 04 ゴール前まで詰められる場面はほとんど無かった。 01 CK 11 日高が爆裂突破を繰り返していた右でCKを稼ぐ。 20 FK 01 甲府はファールを犯す間もなく、パスを回された。 00 PK 01 先制点。
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