2001年08月05日(日) |
クラブ選手権 全国大会 ガンバ大阪戦 |
01年8月5日(日)11:00開始 Jヴィレッジスタジアム 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 全国大会 5位決定戦 対 ガンバ大阪ユース ※40分ハーフ 天候:晴、気温:22.7℃
▼布陣 −−−−−仁科−−阿部−−−−−
−−−−−浩太−−深澤−−−−−
−拓也−−−−渡邉−−−−日高−
−−−森山−−高山−−天野−−−
−−−−−−−浅山−−−−−−−
交代:前半34分:拓也→枝村(そのまま左WBに) 後半14分:阿部→鈴木(そのままFWに) 後半18分:仁科→長沼(そのままFWに) 後半33分:枝村→赤星(そのまま左WBに)
先発布陣は不動。というより、あまりに固定され過ぎている感も。交代で枝村、鈴木、赤星と中学生を次々と投入。決して盤石の展開ではなかっただけに、大胆に過ぎる嫌いもあったが。
ガンバ大阪ユース:
−−−−−羽畑−−三木−−−−−
−−−−−−−高橋−−−−−−−
− 寿 −寺田将−寺田紳− 西村英
−−−安田−−丹羽−−山本−−−
−−−−−−−木村−−−−−−−
交代:後半00分:寺田紳→美村、後半23分:高橋→長峯、後半34分:山本→西村勇
出場停止?の主将浅野に代えて、1年生の三木を抜擢。羽畑とツインタワーを組んだ。
▼試合展開 序盤は一進一退。特に左サイドは拓也が切れ味鋭いドリブルを披露するも、それ以上に相手(西村英)に裏を突破され、不安材料になる。しかし、清水は前半19分の左CK。苦しい時に頼りとなるのが深澤のセットプレーだが、そのキックはラインぎりぎりを低く直進し、それをニアの日高がバックヘッドでそらすと、ゴール前ノーマークの阿部が待ち構えてヘッド。素晴らしいセットプレーでの連携で、清水が先制する。1年生の阿部、大会通算5得点目。 その後、G大阪はFW羽畑が中盤に下がって受け、サイド突破でチャンスメイクしたかと思うと、後方から一気のロングフィードにも反応してシュートを狙うなど、運動量豊富なところを見せ、徐々に押してきた。これを不安視した行徳監督、早くも前半34分に中学生の枝村を投入し、守備重視に切り替えることに成功するが、逆に清水の得意のサイド攻撃も全く機能しなくなる。それでも、清水は内容で押されながらも前半37分、右CBの天野が上手く体を入れ替え、相手が慌てて出したパスをカット。空いていた前方のスペースに持ち運んでパス、中央の深沢からフリーの日高に渡る。日高はPA右角横の位置から、加速して縦に突破。シュートコースを塞いでいたG大阪DFは出遅たが、すぐにマイナスのセンタリングをケア。しかし、日高の狙いは、僅かに空いたシュートコース。ゼロに近い角度から、強烈な右足シュート、ネット上部に突き刺さした。内容に劣る清水が、2点差を付けて折り返す。
後半、追い掛けるG大阪はFW2人を前線に固定、ロングボール主体の速い切り替えた。後半23分にはトップ下の高橋を下げ、長峯(184)、三木(180)、羽畑(179)のトリプルタワーを完成させる。が、パワープレーに出るのが、あまりに早すぎたか。後半26分には、競り落としたボールを裏に抜けた羽畑がシュート、前に出てきた浅山の手も届かなかったが、ポスト直撃。そのリバウンドを更に羽畑が、空っぽのゴールに頭で押し込もうとするが、何故か強烈に放ったボールが、今度はバー。それ以外でもG大阪は、神懸かり的な決定力の無さを見せる(笑)。無論、浅山が抜かれながら、高山がシュートをスライディングで防ぐなど、高山・渡邊を中心として素早くシュートコースに入ったのも理由の一つではある。 すると再び清水。後半24分、左からのセンタリングは、G大阪のクリアが弱く、右サイド日高の前に流れる。日高は今度は中央にスペースを詰めるように運びながら、キープ。ボールを持つ日高にパスを出すようFW陣から声が出るが、日高は幾度かフェイントを仕掛け、最後は2人のDFの隙間を通す、左足ミドルを決めた。日高はこれで大会通算5得点で、静岡選抜に選ばれなかった悔しさを晴らし、昇格に向けて猛アピール。 決勝を控える札幌サポからも、「ウチに来い」の声(笑)。 その後、ますます前線の枚数を増やし、ロングボール攻勢を強めたG大阪に対し、こぼれ球は総じて清水が拾うようになる。リードしている清水は攻撃を急がないから、最後は非常にまったりとした展開に。焦りから勝負を急いだ、G大阪の自滅とも言える試合であった。シュートは清水の8本に対し、G大阪が9本。
▼試合結果 清水エスパルスユース 3−0 ガンバ大阪ユース 得点:前半20分:阿部文一朗(日高琢磨・ショートパス) 前半37分:日高琢磨 後半29分:日高琢磨 警告:前半20分:阿部文一朗 後半02分:杉山浩太 後半22分:長沼圭
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