猫の瞑想
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2003年05月24日(土) ルートヴィヒ 神々の黄昏

もう少し若い頃に見たかった。
黄昏とか退廃というけれど、
私にはあの美しき王は思春期をそのまま抜けきれなかったような気がした。
国王の血筋に生まれていなければ楽だったろうに。
でも国王だからこその生き様だろうし。
すっかり分別くさく年取ると、なぜあの大佐を友と頼まないのかと残念に思う。
奇跡的なほどに国王を理解し、力になろうとしていたのに。
聞くところによると劇場公開した編集版と完全版があるそうだが、
どちらもビスコンティ監督が亡くなったあと作られたとか。
監督だったらどういう編集をしただろうか。



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