朝起きたら外が白かった。乾燥するこの時季には珍しく、靄がかかったのだ。普通なら時間が経つにつれ薄らいでいくのに、今日はなかなか消えない。人通りも車の往来もいつもどおりのはずなのに、なぜかしんとした感じだ。雪が積もった朝が静かなのは音の反響が減るからだと思うが、靄にも同じような効果があるのだろうか。車の運転には危険だが、そんな町を歩くのは幻想的な気分だ。メキシコの旅第5弾をアップしました。