zakki

2002年09月18日(水) 皮肉な青空

すっかり秋になってしまった。毎日ベランダに出るたびに暑いから窓を閉めろといわれ続けた長男は、今日いきなり閉めるなと言われて戸惑っている。
こんなにいい風が吹いているのに、閉め切っていてはもったいない。

拉致された人たちが全員元気に生存していたら、この青空はどんなにか清清しく喜ばしいものだったかと思う。
私の父は新潟出身で、拉致が始まったと思われる年代は、ちょうど結婚した頃と重なっており、もしそこで拉致されていたら私の人生も、私の子供たちの人生もまるで違っていただろう。

米軍基地に甚大な被害を被っている沖縄と同じく、拉致された人たちはこの国の犠牲者だ。山ノ神に村を荒らされないように処女を人身御供にしていた時代から、この国はなにも変わっていない。だが村人である私たちも、そうやって守られる立場に結局は甘んじている。ぬくぬく育つ息子たちと遺族の悲憤の表情とが噛み合わず、ふと強烈な罪悪感が襲ってくる。

長文になってしまった。
今回のことで在日朝鮮人の方や朝鮮学校の生徒さんを脅したり、危害を加えたりするのは、何よりしてはいけないことだと思うのです。それは横田めぐみさんや有本恵子さんや増元るみ子さんたちを辱めることと同じ。

まだまだ情報が少ないので、今後死因や死亡時期、北朝鮮での暮らしぶり、拉致の手口などがどれくらい明らかになるかという点を見守っていこうと思います。それすら北朝鮮の言うことを信じるしかなく、外務省がどこまで突っ込めるか疑問ではありますが。

なんちゃって良識派GAOLAがお送りしますた。
でも今度あのバカ息子があほ面下げてTDR目当てで入国してきたら、命の保障はしなくていいと思うんだよ。やっちまおうよ。


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