JUN1 DIARY
The past should give us hope.

2006年06月16日(金) 新世紀エヴァンゲリオン

『新世紀エヴァンゲリオン』というアニメが放送されてから
気づけば10年以上経っている。
未だにゲームが出たり、玩具が出たりしているのは
その人気が衰えていないからだと思う。

僕は放送当時、この作品をリアルタイムで観ていた。
極太明朝体を使用したサブタイトルやテロップ、
フラッシュカットを多用したオープニングなど、
独自のスタイルを持っているのが印象的だった。
キャラクターの名前や、その他の用語、サブタイトルにも
何かしらの元ネタがあったりした。

作品からはレイアウトや演出に目を見張るものがある。
絵コンテを見るとわかるのだけど、
キャラクターの心情を表現するためのカットの使い方が抜群に上手い。
特に甚目喜一氏(佐藤順一氏のペンネーム)が絵コンテを担当した回は、
アップカットを上手く使ってドラマを構成している。

この作品を「ロボットアニメ」というジャンルで
片付けてしまうのは惜しい。
10年経っても色あせないセンスの良さが光る作品だと思う。


速水仁司氏が原型制作したエヴァンゲリオン初号機。


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