独り言
i| p| f
「手を繋げて満足か」と 照れ隠しの悪態をついて 君より少しだけ前を行く
静かな遊歩道 あてどなく歩いて 「何処まで行けるか?」と たくらむ横顔
の横で
「何処までも行こう」なんて言った君は今 何処の空の下 誰の手を握ってる
静かな遊歩道 独りで歩いたら 何処かで聞いた様な 台詞が横切り
消えた
「何処までも行こう」なんて言った君は今 何処の空の下 誰の愛を真に受ける
確かな記憶だけを この手に残したまま 何処までも離れてしまった 君が悪なら きっと僕だって悪に違いない
きっと僕だって悪に違いない
二人とも悪で構わない
それがきっと
唯一の正義なんだろう
と言えれば良かったのかもね
君がくれた
手紙は捨てた
それがきっと
最初で
最後の
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