独り言
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2005年12月11日(日) 冬の空に貼りついた私の哀愁

今日の空は
母にねだった最後の砂糖菓子を「これで最後なのだ」と知った上で頬張る子供の横顔の様で
私は彼を真似て特に好きでもない砂糖菓子を一粒口の中で転がした

寒さをしのごうと指先はポケットを探るが
私の小さすぎるポケットは今まで詰め込んできた不用な物ばかりが溢れ
あえなく指先は寒さに耐える方法を学ぶ

コロリ
カラリ

私は砂糖菓子に夢中になり過ぎて
その破片で舌を切断する
そして決して甘いだけではない砂糖菓子に
哀愁を感じずにはいられなくなるのだ


あと262夜

私は
どこまで
孤独を愛せるだろうか?


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