独り言
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2005年12月02日(金) ナンセンス症候群

生まれつき聴覚に障害を持つ少年がいる

この先の医学の進歩により
彼が
健常者の聴覚機能に劣らない程の聴覚的感覚を手にしたとたら
初めて体感する音という物に対して
彼はどんな反応を示すだろうか

彼が永年抱いていた音という物に対する理想と
現実に聞こえてきた音との相違の幅は
どれ程か?


毎日こんな事を考えて日が暮れる
寝具に包まり自分の想像力の乏しさを嘆き
他からは「何故こんな事を考えるのか?」と理解されず
しかし
理解されない事で
己の陳腐な顕示欲を満たそうと
公共の場で
俺はまた
許されない一人遊び


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