独り言
i p f


2005年11月15日(火) ※この物語はフィクションです

私が抱く
決して望んで手に入れようとしてはいけないある物に対する『憧れの念』は
もはや自分自身にも隠しきれない所まできてしまいました

それは本来恐れられ避けられるべき存在のはずなのに
私はそれが内包する数多くの可能性にすっかり魅せられてしまったのです

誰しもが必ず開くその扉の向こう側にあるのは
無限の宇宙よりも壮大で
鼠の胎児の胆嚢よりも閉ざされた
黒と白を混ぜ合わせる瞬間の危うい筆先


人類未踏の最後のパラレルワールド


賢明なる人よ

その時
私は
初めて魂の存在の有無を
知り得るのでしょうね


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