俺は歌を歌うに値する人間だろうか?いや歌うという行為に値するも何も無い歌いたきゃ歌えばいいし嫌になったらやめりゃいい簡単な話だ天性の才能クソ喰らえ絶対音感クソ喰らえヴィブラートにファルセット知らねぇよ教科書はあの日の夕方校庭の隅で灰になった先生はあの日の夕方俺を灰に変えた色彩を失い風に舞い散り俺は俺を見捨て終わることの無い回廊をひたすらに彷徨った俺を繋ぎ止めたモノが音楽なら俺を葬り去るのも音楽だろういつでも音に誠実に