独り言
i| p| f
彼女は四月の風に吹かれて 草木の囁きにうつつをぬかす
太陽の誘惑にあらがえずに 彼女は彼女自身を裏切り 堕落してしまうんだ
いつだって彼女を見下ろす彼女がいて 言葉にはせずにこう呟く
「自堕落なハニー
君を愛している だから君を許すことにするよ 眠りの中で聞いておくれ 伝えたいことがあるんだ
自堕落なハニー
大切なものが一つあればいい それだけで 日曜の夕暮れだって 好きになれるから
自堕落なハニー 君を愛している」
そして彼女は夕暮れの中で目覚め 染まる部屋の中 笑顔とさよならを探した
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