独り言
i| p| f
場違いを通り越して 滑稽にさえ見えるだろう
薄汚れた街の地下室で 二人の道化師はおどけてみせた
どんなに悲劇的な歌を歌っても どんなに悲痛な顔で叫んでも 心の中ではいつも大きく笑っているということを どうか憶えていて下さい
あてどない旅を誘うように 曲がりくねり荒れ果てた道は いばらの名を掲げ
足は幾度も切り裂かれ 滲みだした真っ赤な血を掲げ ただ前を向いて 歩き続ける
足跡は嘘をつけない
踏みしめて 刻み付ける
その証を
生と死の狭間にあって 息継ぎの練習は必要ないんだ
|