最近、平凡社新書の『自分の顔が許せない!』中村うさぎ/石井政之を 読んで、かなり刺激されてたところでタイミング良くビューティーコロシアム。 この本を読んでわたしは中村うさぎ女史(基本的にジュニア小説の頃から好き) に共感したり、石井さん(ユニークフェイスの主宰者)の言葉に涙したり、 もうかなり揺さぶられまくりやった。 それはわたしの生い立ちだったり顔についての問題と関わるテーマだったから。
(ここからちょっとカミングアウト) 生はっぱ(嫌な語感)を知ってる人はわかると思うんやけど、わたしは目の 下にキズってゆーかパッチワークみたいに皮膚が違う部分があるんです。 普段は化粧で(カバーマークといいいます)隠してるんだけどやっぱりどうしても 皮膚の質自体や色の違いは隠せない。 化粧したてはいいけど時間が経つとドロドロになってしまうしね。 (そう、まるで厚化粧のおばちゃんの化粧崩れのように(笑 ) それはなんでできたかっていうと、もともと先天的にその部分に痣(分離母斑といいます)が あってそれを小学生のとき皮膚移植で手術したからです。 石井さんのように血管腫とは違うけど、ユニークフェイスだったことは確かだし、 今もカバーマークが必要な時点でユニークフェイスだと思う。 しかも手術してる時点で広義で言えば美容整形をしていることになる。 だから美の為に整形を選んだうさぎさんのことも、ユニークフェイスの シンボル?でもある石井さんの両方の気持ちがすごくわかって心を揺さぶられた というわけです。 まぁ生はっぱを知ってる人のために言っておくと、まったくタブーな話題じゃ ないんで、いろいろ知りたい人、質問募集。 普通にすっぴんもさらせるよ(自前まゆげあるし)
んでビューティーコロシアム。 彼女たちの歯が出ていたり、顎がなかったり、目が一重だったり、鼻が丸かったり 顔がたるんでいたりして、それをどうにかしたい、という気持ちと、血管腫 だったり、母斑だったりするのをどうにかしたいっていう気持ちは何が違う んだろう。 親にもらった体にメスをいれるなんて、という言い方をする人がいるけれど いわゆる美容整形と母斑や血管腫のレーザー治療や外科治療とは何が違う? なぁーんてことを考えていたのでした。 卒論でユニークフェイス書くのもよかったかなぁ。 今金八でもテーマのひとつみたいだし。
そういえば今日学校の行きしなで後ろで歩いてた女の子たちが 「一重ってやばくない?」 「なんか一重だとまぶたがかぶさってラインとかひけないらしいし悲惨」 とか言ってるのを聞いて、こういう発言が新たな美容整形患者を産むんやなぁ と思ったりもしたのでした(>m<) 「お前のアイプチのほうがやばいんじゃぁ、どあほぅ」(狂犬注意
眠いと二重にへんし〜ん@@@ そうそう、この本、ほんとは卒論用に別の平凡社新書を買おうとしてて こっちを買っちゃったっていういわくつきの本。
+追記+ たったひとつのたからもの特別版。 お兄ちゃんが「大事な弟」って言ったとき泣けた。 激しくブラコンなわたしとしては兄弟愛はくるね。 終わったあと弟から電話が来ていろいろ話したけど、 「ダウン症についてどう思う?」とか「聖子は自分の子どもじゃないから ああいうことが言えるんだよ」とか言われて考えさせられたり。 多くの人が涙して、その多くは偽善なのかもしれないし(実際は妊娠して トリプルマーカーとか羊水検査とかする人がいるわけやし)人事だから 涙するのかもしれないけど、でもその涙は軽くはない、と思う。 配属が障害相談とかやったら、障害を持った子とかその家族とかに関わる 仕事なんよね、今のうちにいろいろ勉強して、気持ちも鍛えて、基盤つくっとかないとなぁ。
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