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2003年04月14日(月) ヒトクチ映画日記:デアデビルの巻

見ましたよ、「デアデビル」。

最近の映画はCGが良くて〜、良くて〜。
すごいですね。絵が良くなりましたね。
今(リメイクでない)スターウォーズとか見ると、
何だか笑っちゃう感じもあるくらいですね。

予告で見ていたシーン(雨で主人公が「視る」映像
←意味不明な人は、ぜひ観に行きなされ)が良くて、
あら〜いいわ、これは観に行かねば!と思っていたのですが、
映画本編も期待を裏切らない出来でした。

主人公は盲人で、表の顔は弁護士として働くのですが、
序盤、お札を点字のケースから出して、自分で判るように
札の種類別にたたみ方を買えて札入れにしまう辺りは、
ほ〜と感心。

しかし、チラシのあらすじで確か主人公は、
「少年時代に視力を失い、苛酷なトレーニングに励み超感覚を見に付けた」
とあったような気がするんですが。
が、映画本編では、視力喪失して病室で意識が戻ると、
いきなり!超感覚が目覚めちゃってます。
産廃による副産物ということなんでしょうか。
いいんでしょうかその設定は。どうなんでしょうか。
後でちょっと主人公の少年が運動してるシーンもありますが、
そんなにトレーニングしてる感じがしません。
パパの方がよっぽど強そうでしたが、まあいいや。

ヒーローものの設定は、その強さの派手さ地味さの
さじ加減が魅力のポイントだと思うのですが、
今回デアデビルは良くできてます。
超感覚はまあSFコミック的設定としてOKです。ただ
肉体的に超強いかと言うと、きっと超人的ではないという
感じだと思います。加えて、盲人で、感覚が鋭い故の
弱点もちゃんとあります。

突っ込みどころは、昼は弁護士、夜は必殺仕事人よろしく
デアデビルをやってるわけなのですが、
なんとこのヒト、レイプ被害の被害者を弁護した事件で、
思うような判決が下りないと、
加害者をやってしまっています。
いいのでしょうか。殺すこたあないだろう。

じゃあ、犯罪容疑者の弁護を請け負って、もし検察に
勝てなかったらその時は検察官をやってしまうのでしょうかねえ。

正義と悪のハザマで苦しむ・・・と雑誌にあって、
きっと悪をやっつける時ももっと悩んだり、必殺シリーズのように
シニカルに世の矛盾を噛み締めているのだろうと思ったら、
いやあ、それほど苦しんでません。
例えるならドラマの必殺シリーズと言うより
平松伸二の漫画さながらバンバンやってしまってます。
懺悔された神父も、それほど諌めてません。
いいのでしょうか。

一応ラストまでで主人公の心情が変化する下りは
あるんだけど、何だかぱっとしませんなあ。
どうして今まで「悪は殺す」としていたのが
「殺さない」に変わったのか、原作にはなかったのかも
知れないが、そこがもっとちゃんと描いてあると
良かった。

余談ですが、この映画を観る直前に
ジャッキー・チェンの「タキシード」を
観ていたので、ヒロインとの格闘もどきシーンは
逆パロディのようでちょっと笑ってしまいました。

以上でしたん。


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