2002年10月28日(月) |
看護職と明けない日本の空 |
石井議員の刺殺のニュースが飛び込んできた。
嫌な感じだった。
人権派であり、見る限り正しいことを主張してきた石井氏に対し、 言葉で応じるのではなく、力での弾圧として、 政治的な意図を持って刺殺されたとすれば、 まるで、昭和の初期のような国情の不安定さではないか。
結果、金銭トラブル(個人的な動機とは言え、これも トラブルというよりもル一方的な動機だ)ということだったが、 これも、今の不安定なこの国を象徴するようで、 陰鬱な顛末だった。
テレビCMではサラ金の宣伝ばかりが流れ、 起こる犯罪が、金がらみのものばかりになりつつある。
なのに、周りの同年代〜40、50台の女たちは 節約などせず、消費に喜びを感じ、消費を良しとし、使える物を捨て、 仕事やアルバイトで叱られた自分の子供に対し、 「いいから、合わなかったら辞めればいいじゃない」と 簡単に言ってのける。
この世の中、幸運にも見つかった職に対してで、ある。 信じられない経済感覚の無さ、恐るべき鈍感さである。
そうして家には職にあぶれた若者がごろごろと、 体をもて余している。
他の、企業勤めの女性にそんな人間は見られない。 ほとほと、看護職はバカばかりだと、思わずにいられない。
これからは、かつて自分達が経験したことのない、 不況が吹き荒れるだろう。 グルメだの、新製品だのと「まだ」浮かれていられるのは、 今年〜2年くらいだろう。
経済など、ど素人の自分だけど、 はっきり占う計算式がないのなら、 政府が言うような根拠のない楽観に対して、 こんなところで、自分の生活感覚から 意見を言うことだって許されるはずだ。
断言する。
日本のバブルなど、少なくとも自分達が生きている 時代には、来っこないのだ。
たぶん、続く。
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