ちーさい、ちーさい、ちんまい生き物が祈るような仕草を しているのは、本当に可愛いものだ。 見ていると、こちらがその願いを叶えてあげたくなる。
「下さいな、おやつ下さいな」だったら余計・・・・。 だから巷のハムちゃんはぶくぶく太っているのだろう。
でも「下さいな」なんて可愛いものではなく、
「オヤツ、オヤツ、おい、オヤツだよ、オヤツよこせよ、 ほら、飼い主!聞いてんのかよ、オヤツッてるだろおい!」 と、言ってるかも知れないけど。
ところで、この「飼い主」という2人称はワタシが考えた。
生き物は、自分が呼ばれる音は何となく区別できるが、 飼い主の名前なんてわかってないはずだからである。 でも、これを生き物を可愛がってる人のうちに行ってやると怒られる。
「ほら、チェリー(ミニダックス)が飼い主―飼い主―って呼んでるよ」 「あ、デカ(猫)が飼い主〜ってうるさかったよ」 と、やると、 「うちのチェリーはあたしのこと『飼い主』なんて呼ばない!!訂正しろ!」 「デカはオレのことはお兄ちゃんって呼んでんの!!」 と、激しく抗議される。
まあ、犬好きや猫好きの中には、 「ミイコはこう言った」と、逐一生き物の鳴き声を、 可愛らしい日本語に翻訳してくれる人が珍しくないですから、 (また、それが可愛いキャラになっている!!! 先ほどの、ワタクシ訳の『おい、飼い主よ!』調にする人は一人もいない) 本生き物の知る由もないし、、、いいかと思いますけどね。
でも、生き物の意識は「飼い主」レベルだと思う。 「大きい飼い主」「小さい飼い主」「エサをくれる飼い主」 せいぜいこの程度だと思う。
いや、生き物は可愛いのです。
ちんまいワタクシが星に向かって一所懸命祈ったら、 いつか誰かが哀れに思って、 願いを叶えてくれる日が来るだろうか。
みんなが楽しく過ごせますように。
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