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2002年10月18日(金) 利用者の寵愛

訪問看護に限らず。

看護は、患者さん(うちらはもう入院もしていない、
自宅にいる方であることと、他サービスの中で自分達だけ
患者呼ばわりするのも変なので、「利用者」と呼ぶ。)、
利用者さんの療養生活を支えるために、
精神的な面でもサポートする。

まあ、それはよく知られたことだと思うが。
そのために、まず基本的なラポール形成が大事。
(↑、あ、書いちゃった。前に書いた「信頼」についての、
ワタクシの個人的な回答なのだ)

しかし!!!!!!


   ★  たまーに、ごくたまに、それを甚だしく  ★
   ★  勘違いする訪問看護師が、いる!!!   ★

いるんだよ、おーいおーーい。

つまり、利用者さんに安心して自分たちを使ってもらうために、
リラックスしてもらうため、多少のリップサービスが
入ることもあるが・・・・、
それがどこをどう間違ったか、どうもワタシから見てると、
その訪問チームの中で、常に利用者さんの一番の
「お気に入り」になろうとしてると
しか思えない言動をする人がい・る・の・だ。

これは手技的な面や判断で、密かにその看護師の
心の中で競うならまだいい。
そうではなく、リップサービスの面で何かと他のサービス者を
巧みに(これが実に巧妙だ!!)落とすようなことを話したり、
公平性を欠くような時間延長や対応をしたりして、、、、
そしてあとで事業所の仲間に、あの難しい誰々さんが、
いかに「自分には心を開いてたくさんの話をしてくれたか」を、
得意げに話す。(これも巧妙。ほら、あの人話好きだからさ・・・
などといいつつ顔がすっごく誇らしげ・・・恥ずかしい。)

いやー、でもそれは大概勘違い。
長々と話す人は、誰でもつかまえて、話をしたい人なのよん。

つまりは、自分本位。利用者さんのための傾聴でも何でも無い。
見てると、偏見も入ってるかも知れないが、利用者の「信頼」ではなくて
「寵愛」(ぷぷぷ)を受けようとする看護師やヘルパーさんは、

1. 技術が未熟で自信がないため、少しでも良く見てもらおうと
  相手にバイアスをかけるべく必死。
 (よく愛情でカバー、とか、最後は心よね、って 言う人いるけど
  専門職としてどうか。その愛はどうやって相手に返す?)
2. 寂しがりやで、人情派を自負し、さらに人情派で「ある」ことに
 自分の存在意義を感じている。

この2タイプがいるように思える。
1.は、新人など、自信のない人に起こり得ることだと思うので、
一過性のものだと思うし、本人が自分の防衛に廻らざるを得ない
気持ちならば、まあ仕方ないなあ、と受け止められる。

でも、2.はまずいじゃん。
明らかに、自分の利益のためですよ。自己満足のためのサービスだもの。
確信してやってるツワモノもいるけど、
問題は、それが「いいこと」だと勘違いしてずるずるとそれを
人生観だ、としてやってる人がいること・・・。
年配の人に多いです。社会人入学で看護の道に入った人か。
(↑もちろんその一部ですが。断っときます。)

ま、とにかく

  ★  看護ではない小細工で作る「お気に入り」化は、
     事業所全体の利益にはならないのだ!!!!!  ★

と言っておこう。


ああ、看護師だって、醜い、醜い。
自重自重。


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きゃれる [MAIL]
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