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2002年10月03日(木) よいとまけ

なつかしい菓子を戴いた。

「よいとまけ」
苫小牧のお菓子メーカー三星の銘菓である。
ものすごい子供の頃食べた気がする。
ハスカップ(昔のパッケージにはわざわざベリー類になじみのない
日本人向けに「ゆのみ」と書いてあった気がする。しかし今お年寄りに
「ゆのみ」のジャムですよ、と解説しても「はぁ?」と訊き返される)の
ジャムを塗って巻いたロールケーキである。

これが強烈に甘い。
実はこの手の菓子は苦手だ。

が、戴き物なので、我慢して何とか一切れ食べていくと、
ハスカップジャムの甘酸っぱさが、案外いけることに気づく。

オバアちゃん、ゆのみだよ、ゆのみ。
ゆのみのジャムだよ。

昔、実家の向かいのうちでは、お年寄りがトイレにこの
「よいとまけ」の空き箱を、ちり紙入れとして
使っていましたなあ。
2本入りサイズがちり紙に丁度いいのだ。


はて、よいとまけとは何だろうと、ふと検索してみる。
出てきたのはぞろぞろと美輪明弘の「〜の唄」が・・・。
なるほど、労務者のせつない唄なのね。
苫小牧・三星は、港で働く人の掛け声として「よいとまけ」を
お菓子の名称にしたと書いてありました。

よいとまけ、何となく自分の語感連想の中では

 → イヨマンテ → 井沢八郎の歌声 でしかなく、
(台風→波平の「台風いっかか」と言うコマ のように)
謎の言葉だったのですが、検索してみたら、
どうも井沢八郎もひっかかるのでまんざら無関係の連想では
なかったようです。

てえ、単なる唄つながり、て言っちゃあ言えるんですけどね。

あたしって何年生まれ。


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