なつかしい菓子を戴いた。
「よいとまけ」 苫小牧のお菓子メーカー三星の銘菓である。 ものすごい子供の頃食べた気がする。 ハスカップ(昔のパッケージにはわざわざベリー類になじみのない 日本人向けに「ゆのみ」と書いてあった気がする。しかし今お年寄りに 「ゆのみ」のジャムですよ、と解説しても「はぁ?」と訊き返される)の ジャムを塗って巻いたロールケーキである。
これが強烈に甘い。 実はこの手の菓子は苦手だ。
が、戴き物なので、我慢して何とか一切れ食べていくと、 ハスカップジャムの甘酸っぱさが、案外いけることに気づく。
オバアちゃん、ゆのみだよ、ゆのみ。 ゆのみのジャムだよ。
昔、実家の向かいのうちでは、お年寄りがトイレにこの 「よいとまけ」の空き箱を、ちり紙入れとして 使っていましたなあ。 2本入りサイズがちり紙に丁度いいのだ。
はて、よいとまけとは何だろうと、ふと検索してみる。 出てきたのはぞろぞろと美輪明弘の「〜の唄」が・・・。 なるほど、労務者のせつない唄なのね。 苫小牧・三星は、港で働く人の掛け声として「よいとまけ」を お菓子の名称にしたと書いてありました。
よいとまけ、何となく自分の語感連想の中では
→ イヨマンテ → 井沢八郎の歌声 でしかなく、 (台風→波平の「台風いっかか」と言うコマ のように) 謎の言葉だったのですが、検索してみたら、 どうも井沢八郎もひっかかるのでまんざら無関係の連想では なかったようです。
てえ、単なる唄つながり、て言っちゃあ言えるんですけどね。
あたしって何年生まれ。
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