can't be alive without you. why don't I miss you
まみおさんちにいる瀬人魚(せにんぎょ?せとざかな?・・・半魚姫!!)って、貝殻の胸当てしてるのかしら・・・気になるよ・・・!
そうそう。ごんぎつねは子供心に残る読後感の悪い小説で常に上位ランキングであろうあの話ですよ・・・!私の中の城之内はどこまで貧乏なら気が済むのかという・・・。城之内(今度は猟師)の家に栗の実や松茸を運ぶ瀬人狐。自分の悪戯のせいで最後の親孝行が出来なかったことへの狐なりの償いなのですが、それを『きっと神様のお陰だから、神さまにお礼を言うがいいよ』などと誤解されたら面白くない正直な子!『クッ・・・神だと!おのれぇ、非ィ科学的な!』
・・・いいから!南吉はもういいから!
私の中のきつね三大文学は、新美南吉の『ごんぎつね』と『てぶくろを買いに』。あともうひとつは安房直子の『きつねの窓』です。 『きつねの窓』は全ての失われたきょうだいへのレクイエムだと思う。 両手の人差し指と親指を、桔梗の花で紫に染めながら、天に翳して菱形を作るのは多分モクバで。 あの窓の向こうに見えるのが、幼い日に笑いかけてくれた小さな兄サマだったら切ないよね・・・きっと優しい兄サマの笑顔と、手を引かれる自分が見えるんだ。
・・・いいから!キツネはもういいから(悲鳴)!!
そういえば今日は表紙の入稿に行ってきましたよ・・・(遠い目)。で、対談をやってから天王寺で買い物をして帰宅。トップは新刊の表紙ですよ〜。配色は違うけど。 新刊はモクバで長い話!と思っていたのですが、城海が書きたくなってみたり。 城之内君とふたりでお茶を。そんな話を。
まぁ頑張ります・・・ちょっとは自分でも人に見せて恥ずかしくないものが書きたいです・・・。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【きつねの窓】 道に迷っていた猟師が桔梗の原に迷い込んだところ、たまたま白い子狐を見つけます。追いかけて森の奥へと進んだ猟師は、一目でその子狐が化けたとわかるちいさな男の子が営む染物屋へと辿り着きました。「なんでも青くお染めします。その帽子もセーターもマフラーも」という子狐の申し出を断ると、猟師は「そうそうお指をお染めしましょう。その両手の人差し指と親指を」と言われます。 子狐の話によると、青く染めた4本の指で作った菱形を覗き込めば、もう二度と逢えない人や懐かしい風景をもう一度見ることが叶うというのです。言われるままに覗き込んだきつねの指で作った窓を覗き込めば、鉄砲で撃たれて死んだ母きつねが見えました。『もう一度逢いたい女の子』を思いだした猟師は、鉄砲と交換に子狐に指先を染めて貰います。猟師が作った菱形の指先の向こう側には、懐かしいあの女の子が浮かびました。 それは幼い頃、火事で死んでしまったかわいい妹、そして猟師の家族の風景でした。 その指先をいつまでも大切にしたいと思いながら家に帰った猟師でしたが・・・。彼が家に帰って習慣的にまずしたことは、洗面所で手を洗うことでした。 アッと思ったときにはもう遅く、その不思議な窓の光景を再び見ることは叶わなかったという切ない話です。
・・・$姐に「その話しらない!」と言われたので読み直してあらすじを書いてみたよ・・・いい話なのでよかったら読んでみて下さい。おすすめだよ!
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