お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪
ゴールデンタイムが来る時間は。 まだまだ苦しくなる。 私が最後に送ったLINEは既読にならないまま。 あなたは去った。 ゴールデンタイムに10分無料通話で。 毎日「今日こんなことあったよ」って話しをして。 その隣では妹さんが夕食後の洗いものをしている。 彼を介して毎日のそんな日常があった。 そう私たちはもう一つの家族のような。 存在になっていた。 お別れしていくときのしこりになると。 辛いから妹さんとお会いする機会は。 今まで持たなかったのだけれど。 お弁当が3 つ出来て届けに行ったときに。 お家から出て来られて。 「いつも差し入れありがとうございます」 と言って。 一瞬だけお会いしたことがあった。 「お兄さんにはいつもお世話になっています」 とだけしか言えなかったけど。 私たちは同じ障害を持つ立場で。 短い挨拶を交わした。 そのお兄さんが亡くなってしまって。 もう一つの家族は一瞬で崩れてしまった…
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