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2015年12月06日(日) 12月6日のlesson de ラ・パレット

プログラムは以下の通りです。

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11:00〜
 チェルニー:40番 15
 チェルニー:左手のための24の練習曲 6
 バルトーク:ミクロコスモス 102
 J.S.バッハ:シンフォニア 2
 ハイドン:ピアノソナタ hob.将広23 第1楽章、第3楽章

12:00〜
 J.S. バッハ:平均律 2巻.5
 ショパン:エチュード Op.10-8
 プロコフィエフ:ピアノソナタ 3番 Op.28

13:00〜
 ベートーヴェン:ピアノソナタ7番Op. 10-3 第1楽章
 J.S.バッハ:平均律2巻18番 gis-moll
 ショパン:エチュード Op.10-4

 休憩 14:00〜14:40

14:40〜
 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.31-3 全曲
 ショパン:エチュード Op.10-8 Op.25-6

16:10〜
 シューマン:ピアノソナタ 3番 第1楽章
 ドビュッシー:喜びの島
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2015年10月25日(日) “音楽家の為の運動療法”を用いたピアノの指導法  〜ピアノを鳴らす身体について学ぼう〜

昨年、ジャン=マルク・ルイサダ先生のマスタークラスの際に一緒にお招きした音楽家のための運動療法士イザベル・カンピオン先生。
私自身も何年か前から彼女のレッスンを受けて来ましたが、自分が指導する立場に立つと、分かったと思っている事を正しく伝えられなくて歯がゆく思っていました。
また、2か月に一度のlesson de ラ・パレットで弾いてくださる生徒さんを見ていて、カンピオン先生の考えを知ったら演奏が改善されるだろうと思う事がしばしばありました。
そんな訳で今回、カンピオン先生をお招きして、ピアノを鳴らすのに適切で自然な身体の使い方を学ぶ機会を持つことができたのはとても嬉しいことでした。

講座の最初にカンピオン先生から、“音楽家の為の運動療法”についての説明がありました。
内容は「ピアニストの為の“アトリエ”」の時に説明くださった事をコンパクトにした内容で、“骨”“筋肉”“靭帯”…と人間の身体についての事実を積み重ねていくもので、その中には、指の動きに腕の筋肉がどのように働いているかという説明もありました。
カンピオン先生の考え方の根底には、「人の身体にとって自然であること」というのが常にあり、そのため、ご指導を受けた最初の段階では難しいと思える事でも、少しずつ演奏に取り入れる事で困難だったことが楽にできるようになるのです。
最初の説明は私たちが人体について正しく理解するための土台となるものでした。

その後、小学生と高校生の二人のレッスン。

レッスンといっても曲についてではなく、演奏の際に身体をどう使うか…というもので、曲の最初のほうを弾いてカンピオン先生がそれを観察し、本人とやり取りしながらやるべきことを一つ一つ説明していくスタイルでした。

最初に弾いたのは小学6年生の私の生徒で、彼女の悩みは左手親指のマムシ指と時々小指が上がってしまうことです。
カンピオン先生によると、親指と小指というのは相関関係があり、ピアノを弾くためにはどちらもきちんと固定されることが必要で、そのためのポジションがあるということでした。
レッスンでは、この生徒が親指の正しいポジションと動きを理解し実践するために必要なエクササイズを4つ紹介され、それぞれのポイントが説明されました。
まむし指については、一般に言われている練習とはちょっと違っていてそういうやり方もあるのかと驚きましたが、実際にレッスンに取り入れてみると短期間で大分良くなったように見えて、指導の引き出しが一つ増えた感じがします。

二人目の生徒さんはショパンの大洋を弾く高校生の生徒さん。
こういった難曲を弾くのにはどうしても力が入ってしまいがちですが、この生徒さんの場合、それを意識する余りに上体の力を抜き過ぎていて、その為、クビの後ろに痛みが出ていて、カンピオン先生のご指導もその点が中心となりました。
(ここで、いわゆる“脱力”についての説明がありました)

この生徒さんに限らず、カンピオン先生のご指導では、肩甲骨のポジションがとても重要になります。
肩甲骨が固定されることで鍵盤にかかる力と方向が無駄なく安定してコントロールできるということです。
この日の二人の生徒さんにもその点が丁寧に指導されて、カンピオン先生が補助して肩甲骨の位置が固定されると、それまでとはまるで違った充実して余裕のある音が会場に広がりました。
「彼女は今、アルゲリッチと同じやり方で音を出しています!」
「ほら、まるでルービンシュタインのような音でしょう?」
と具体的なピアニストの名前を出して音の変化をアピールしていらっしゃいました。

良い音で演奏するためには『自分の音を良く聴くこと』とは良く言われますが、音を聴いて修正するためには“どうしたらより良く修正できるか”を知っていて、即座に反応しなくてはなりません。
カンピオン先生の講座は、その方法を私たちに示してくださる貴重な時間となりました。

ラ・パレットでの講座について、カンピオン先生も「とても良かった」と喜んでくださっていて、次に機会がありましたらまたぜひ講座を持ちたいと思っています。

今回行われた講座の詳細は以下の通りです。
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イザベル・カンピオンを講師とする”音楽家の為の運動療法”

「“音楽家の為の運動療法”を用いたピアノの指導法
 〜ピアノを鳴らす身体について学ぼう〜」

◇日時:10月25日(日)13時30分〜15時30分

◇受講料:4,000円

◇会場:スタジオ Chez Claude  http://chez-claude.com/
  東京都江東区森下1-5-4 アロンジェ森下201(受付) 
  TEL:03-3631-7733 FAX:03-3631-7799
(土足厳禁。スリッパはございます。)

◇プログラム◇
 13:30〜13:35 カンピオン先生のお話
 13:35〜14:20 レッスン1 生徒:小学6年生
    チェルニー:左手のための24の練習曲 Op.718-3
 14:20〜15:05 レッスン2 生徒:高校1年生
    ショパン:練習曲 Op.25-12
 15:05〜15:30 質疑応答など
(タイムスケジュールについては予定ですので変更になる場合がございます)

◇通訳:中島彩(ピアニスト)

◇対象:ピアノを学ぶ10代の学生、ピアノ指導者

◇定員:20名(学生10名まで)

◇お申込み:http://form1.fc2.com/form/?id=232471 吉原まで
カンフェティhttp://www.confetti-web.com/detail.php?tid=31104&でもお求めになれます

◇受付期間:学生 本日より
      ピアノ指導者 9月20日より
      一般 10月1日より
(定員になり次第締め切りとなります)

※10代の聴講者には付き添い1名を含みます。
 付き添い者がピアノ指導者の場合は9月20日以降に、
 2名以上の付き添いの場合は10月1日以降にお申込みください。

◇共催:ラ・パレット、コンセール・パリ・トーキョウ
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2015年10月20日(火) イザベル・カンピオン講座「ピアニストの為の“アトリエ”」

カンピオン先生のアトリエに参加させていただくのは今年で3年目です。
“アトリエ”とは・・・「楽器を演奏する時に、より良く身体を使えるようになるエクササイズを実践する講座」
ゆえに、今まで参加させていただいて、同じ内容だったことは一度もありません。
けれども、カンピオン先生がおっしゃろうとしていることは常に変わらず、それに向けてのアプローチの方法が多様にあるという感じです。

この日のアトリエも、目から鱗が何枚も落ちる感動的なものでした。

まず最初に『ピアノを弾くということ』について理論的な説明がありました。
説明は“骨”“関節”“筋肉”“靭帯”“神経”“脳”…と解剖学的な事柄と、それらがどのような役割をはたしているかに及びました。

この段階を自動化していくことが表現することにつながっていくということでした。

その後、手についてそれぞれの役割、ベストなポジションなどを動作を含めて具体的に。
よく言われる“脱力”についてもお話されていました。

最終的に大切なのは肩甲骨のポジションで、これができると初めて「力が入りやすく繊細な動きができ、表現の幅が広がる」とのこと。
マスタークラスなどで「背中で楽器を弾きなさい」と言われるのはこのことである。
身体のシステムに沿った動きは一度できると心地よく、出てくるものが心からの音楽になる。

ピアニストの本当の秘密を教えていただいていると実感しました。
参加人数が少なく残念でしたが、一人一人に丁寧にご指導くださったのでとても良くわかりました。

25日には、これらのことを10代の生徒さんにどうご指導くださるかとても楽しみです。
まだまだお席に余裕がございます。
チケットは以下のページから、または私のほうまでお問い合わせください。
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=31104&


2015年10月16日(金) Chez Claude への行き方

来週末となりました、イザベル・カンピオン先生のピアノ指導法講座!
会場となっておりますChez Claude(シェ・クロード)は、都営新宿線急行で新宿駅から15分の森下駅(大江戸線でも行かれます)から徒歩3分(でも駅の中を随分歩くので改札からは8分くらいかも)の便利な場所にあります。
都営新宿線のホームからChez Claudeまでの道のりを写真でご案内してみます♪


都営新宿線のホームからの階段は複数ありますが、『大江戸線のりば』と書いてあるほうの階段をのぼります。


階段を上がった改札正面には出口の案内図が。
A7の出口に向かいます。


まっずぐ行くとA7出口の案内板が。
一つ目の案内板の横には地図が、二つ目の案内板の横にはバスのりばの案内があります。


階段を上がっていくとなぜか途中に少しだけエスカレーターが。。。


でも、最後はまた階段です。。。


階段を上がったら右、フラワーショップのある側に曲がります。


その隣には『元祖カレーパン』が売りのパン屋さんが。。。


そのすぐ先を右に曲がって。。。


10mもしない左手のマンションの1Fが会場です。


その隣は『東京猫医療センター』。
猫だけの病院っていうことでしょうか、珍しいですね。


マンションの入り口には“Studio Chez Claude”のプレートもあります。


この突き当りです!


入り口でスリッパに履き替えてくださいね。
入るとスタインウェイのD(フルコンサート)があるステキなスタジオです♪

25日、お待ちしています。
まだまだお申込みも受付中です♪


2015年10月04日(日) 10月4日のlesson de ラ・パレット

今回も、初級の生徒さんの30分枠のレッスンのレッスンがありました。
その枠で弾いてくれたのが、日頃、私が指導している生徒さん達で、おまけに二人ともこの日が初めての公開レッスンでしたので、ちゃんとレッスンを受けられるか私までドキドキしてしまいました。
(もちろん、二人とも日頃はしっかりレッスンを受けてくれる生徒さんたちなのですが、今まで公開レッスンで初めて弾いてくれた生徒さんの殆どが、最初はとても緊張してレッスンを受けるだけで精一杯なのを見てきたので、どうしても心配になってしまうのでした)
…という個人的なことはさておき、lesson de ラ・パレットで『トンプソンピアノ教本』が取り上げられるのは最初で最後だったかもしれません。
小学2年生からベテランのピアノの先生まで、この日のレッスンの生徒さんはいつも以上に幅広かったです。

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11:00〜
 トンプソンピアノ教本1ナイトとレディ
 モーツァルトの曲から、スペインのフィエスタ
 ピアノのためのやさしい四期の名曲集(1)より
            モーツァルト:おもいで

11:30〜
 トンプソンピアノ教本1:そり、夕べの鐘
 ブルクミュラー:25の練習曲 アラベスク
 J.S.バッハ:ミュゼット BWV Anh.126

12:00〜
 チェルニー:40番 13
 チェルニー:左手のための24の練習曲 3
 バルトーク:ミクロコスモス 100
 J.S.バッハ:シンフォニア 2
 グリーグ:抒情小曲集より アリエッタ Op.12-1
      小鳥 Op.43-4

13:00〜
 J.S.バッハ:平均律第1巻 8 es moll-dis moll
 モーツァルト:ロンド D dur Kv.485
 ベートーヴェン:ロンド C dur Op.51-1

 休憩 14:00〜14:40

14:40〜
 J.S.バッハ:平均律第2巻 8
 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.81a 26番

16:10〜
 シューマン:クライスレリアーナ
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この日のレッスンで、北川先生が何度もおっしゃっていたのはリズムの事でした。
小学2年生のお子さんにも、成人の生徒さんにも同じような事を表現を変えて何度もおっしゃっていました。
それだけ、大切で難しい事なのだと思います。
「音楽で一番大事なのはリズム」
「東洋人にヨーロッパ音楽のリズムはとても難しい。だから学ばなくてはならない」
「リズムは人間が踊った時に生まれるもの」
「速すぎるとリズムがなくなる」

リズムから派生して、拍やテンポについても随所でおっしゃっていて、
「テンポと拍は違う」
「空白を感じること」
「拍があることで音楽になる」
など、これは音楽の本質にもつながるようなお話だと感じました。

もう一つ印象に残ったのは、最後の生徒さん(彼女はもうプロのピアニストなのですが)のレッスンの際におっしゃっていたことで、
「手の置き方が不安になる原因をつくる」
という事です。
『不安』という精神的なものの原因が『手の置き方』という身体の使い方からくるのは意外に思うかもしれません。

そういえば、10月25日(土)に講座を予定しているイザベル・カンピオン先生が以前私が参加した『“あがり”を克服する講座』で、“座り方”“重心の置き方”について様々なやり方で示してくださったのを思い出しました。
身体的な安定が精神的な安定につながるというのは忘れがちですが、大切なポイントなのですね。

イザベル・カンピオン先生の講座ですが、

10月20日にはラ・パレットも共催している『ピアニストの為の“アトリエ”』
(”アトリエ”とは、楽器演奏の際、より良く身体を使えるようになる為のエクササイズ講座。肩甲骨や上肢帯の働かせ方、呼吸の方法等を指導。トラブルの予防手段、痛みや腱鞘炎の治療の一つの手段にもなります。)
  http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=30769&

10月25日には、ラ・パレット企画で『“音楽家の為の運動療法”を用いたピアノの指導法  〜ピアノを鳴らす身体について学ぼう〜』
  http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=31104&
  http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=77485&pg=20151025

どちらも、チケットサービス『カンフェティ』にてお求めいただけます。

次回のlesson de ラ・パレットは12月6日。
こちらもお申込みお待ちしています。


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