感想メモ

2019年01月09日(水) 下町ロケット〜新春ドラマ特別編

 「下町ロケット(2018)」の続編で、事実上の最終回かな。

 下町無人農業トラクター・ダーウィンは、帝国重工製のトラクター・ランドクロウを圧倒的に上回る売り上げを記録していたが、突然動かなくなる不具合に見舞われていた。「トランスミッションに何らかの問題があるのでは?」と問うギアゴースト社長・伊丹(尾上菊之助)に対し、島津(イモトアヤコ)の代わりを務めてきた氷室(高橋努)は自分の非を認めようとしない。

 ランドクロウを精査した結果、ダーウィンのトランスミッションに決定的な不具合が見つかる。伊丹はリコールをしなくてはならないかもという事態に追い込まれる。その不具合を修正するには、佃製作所が特許申請をした部品を使わなくてはならないのだが、伊丹は佃(阿部寛)に対してひどい仕打ちをしたこともあり、相手が認めてくれるかわからなかった。

 帝国重工では、トラクターだけではなく、コンバインの製作にも着手し、無事に売り出しを始めた。殿村家には早速コンバインも納品され、殿村(立川談春)や殿村の父(山本學)らもその性能の素晴らしさに目を見張った。

 伊丹は佃にライセンス許可をもらおうと何度も佃のもとを訪ねるが、従業員たちからも不評だった。また、たとえ従業員がいいと言っても、ランドクロウは帝国重工製なので、帝国重工がいいと言うとは思えないでいた。

 そんな時、巨大な台風が殿村たちの田んぼに襲いかかろうとしていた。おりしも稲刈りの直前。台風が直撃する前に収穫をしてしまわなければ、大損害になってしまう。

 殿村家は無人コンバインを使って、暴風雨が近づく悪天候の中、順調に稲刈りを進めていた。ところが、殿村が災害に遭って、米が全滅したときにも嫌味を言ってきた同じ農家の稲本(岡田浩暉)は広大な田んぼの収穫が追い付かずにいた。その上、機械が動かなくなってしまい、殿村の家に助けを求めに来るが…。

 また、帝国重工の財前(吉川晃司)は、農家を悪天候などの災害から救済するために無人農業ロボットを活用することを提案。今回、別の地方に台風が上陸しそうだということで、応援を要請されていたが、台風がそれたため、待機中だった。稲本の田んぼを助けに来てほしいという要請を佃から受けた財前。稲本は他社製農業ロボットを使っているし、田んぼのデータもない。また、この救助は帝国重工に逆らうことにもなるかもしれない。果たして財前の選んだ道は…?

 と、今回も熱い展開を見せる。

 前回の最終回できっちり終わらなかった事柄にもきちんと終わりがあって、やはりこちらが最終回だよなーと。

 嫌味な奴らや悪い奴らに報いがあるシーンは、気の毒ながらも少し胸がすっとするような気にもなる。

 日本の農業、これからは無人ロボットの時代が来るのかもしれない。そして、異常気象からの大災害が増えている昨今、こうした農業ロボットで臨時支援体制を取ることができたら、被害を少しでも食い止められるのかもしれない。

 そして、仕事をすることの正義や仕事に向き合う姿勢、責任感などについても考えさせられる良作であったと思う。人のアイデアを盗んだり、人を陥れたり、下請けいじめをして利益を得ようとしたりするのではなく、自らの技術力や仕事に向き合う努力を積み重ねて成功することの大切さのような、最近の日本人が忘れがちになっていることに目を向けさせてもらえた気がする。


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