混沌とした太陽が
闇を抱えて影を落とす
灰色になった僕達は
どれだけ過ちを重ねたら
気が済むのだろう
雨雲が近付いて来て
吸い込まれてしまいそうな
迷宮の片隅
それでも行き先を求めて
無理矢理顔を上げる
足元には鎖が絡みついているけれど
死にたいなんて言うもんじゃないけど
死にたくなる時もあるのは事実だ
完璧主義なのに完璧に出来なくて
そんな自分が許せない
とてもとても駄目な人間のような気がして
いっそ存在を消してしまいたくなる
親兄弟を見送るのは辛いから
自分が先に逝ってしまうのもいいかもしれない
恨みつらみを飲み込んで
「幸せでした・・・」と遺書に書こう
最後までいい人になろうとする
そんな自分に
またうんざりと嫌気がさす
最初からわかってた
もう次なんて無いってこと
あの日のあの時間だけが
私達の全てだった
断片的な想い出しか
残らないのが怖くて
二人で撮ったプリクラ
幸せそうな笑顔が真実だったと
私だけの想いではないと
無理矢理信じ込んで
心の扉に鍵をかける
何処かで工事をしている
重機の音が騒々しい
フリーズしたり再起動したりしている
壊れかけのHDDのように
頭の中は熱に犯され
まるで埋めたてのアスファルトのようだ
有り得ないトラップを受け入れた日に
生まれ変わったのかもしれない
今そこにある幸せを真実の幸せだと
考えることよりも感じることが大切なのだと
頭の先からつま先まで
全部が火照ってピンクになって
後ろから抱き締められた
全身映る大きな鏡の前で
待ち焦がれさせたのは私
ときめき過ぎて溺れてるのも私
何度も触れ合って絡め合って
二つが一つになるのって不思議
ずっと忘れたくなくてシャッターを切った
髪を撫でてくれた手も 綺麗な歯並びの笑顔も全て
自分が大した人間じゃないことは
誰よりも自分が一番わかっている
弱い部分を認めたくなくて
強がってみても
所詮それは本当の自分じゃないし
他人から褒められても
それは纏った洋服を褒められているに過ぎない
丸裸になった私を
丸ごと受け入れて認めてくれる人なんて
実際にいると思う?
だから私は自分を好きになる
ダメ人間で何のとりえも無いこんな自分を・・
夜の帳が下りる少し前
朱色と濃いグレーの混ざり合った雲の
ちょうど合わせ目のところに
膝を抱えて座っている
あるいは
色んなフォントで満たされた部屋
カーテンの隙間から見えるガラス窓に
小さく見える星の欠片達
眼鏡の奥の瞳は
小刻みに怯えながら
しきりに瞬きをする
それでも
夢を掴みたいと
繋がった空を見上げている
ゆっくりと 君に惹かれているよ
理由もなく ためらいもなく
甘えてほしい 甘えさせてほしい
ゆるやかに流れる髪を
少しさみしげな瞳を
甘いにおいのする胸を
ささやくように濡れてる泉を
僕のものにしたい
あなたが裸で
頬をそめて笑うところがみたい
優しく反らせた背中を
壊れない程度にきつく 抱きしめてみたい
かなわない夢を見ているけど
少しでも覚えていてほしいんだ
あなたのことを好きだというやつがいることを
心の奥では貴方しか見ていない
誰とカラダを重ねていても
想っているのは貴方だけ
うっすらと積もり積もっていく愛が
少しずつ少しずつ
私をがんじがらめに縛り付けて
綿菓子の中で動けなくなっている
小さな虫のようだ
蕩けそうな甘い罠にもがいても
ただただ虚しい時と化して
ゆるゆると刹那を流れていくだけ
涙が出て来た
さっきあくびをしたからね
悲しいわけじゃない
本音を言えば
ちょっとだけ
胸の奥の方が苦しくて
人生なんていつ終わるかわからない
幸せだっていつか終わりが来るのかな
泣いたり笑ったり
きっとそういうのが生きてるってことなんだ
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