2007年04月28日(土)

この細い頼りない腕で
いろんなものを
空に追いやれたらいいのに

そんな春の日
まだ空の青さは儚い

頼りなさげな君の腕が
本当は力強いってこと
誰よりも自分が知っている

いつか実を結べたらいいのに、と
君は言うけれど
君の実はもうなっていて
やわらかな蕾が
空に向かって
咲き誇ろうとしているん、だ、よ

だけど
それに君が気づかない限り
その蕾は蕾のまま

実のある生活をしたい
それはつつましく生きることでもなく
自分を失わないように
生きていくことではないだろう、か、と

やがては咲くやろうか

僕は僕であれるように
そっと君に水を与え続ける、よ




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