期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★☆☆と★★★★☆のあいだぐらい
この映画、ラストが秀逸だなぁ。能無し役立たず(失礼)の王が最後に勝者として見せるあの笑みで、途中感じたちょびっとの退屈感は帳消しです。 ハリウッド的ハッピーエンドなんてくそくらえ的な最後です。 途端場で城を守った子団が王の命令で殺されれば、いっそ徹底していて爽快だわ、なんて半ばやけで思っていましたが(^^;)、そうか、自ら死んだか……。 いっそ、主役も殺してみる???
そうそう、子団を演じた俳優さん、お雛様のお内裏様をやらせたらとても似合いそうです。 主演アンディ・ラウって誰かに似ているんだよなぁ。それが思い出せなくて、気持ちが悪い二時間でもありました。
途中まで「人間ドラマ一切なしの映画か?」とある意味その潔さに感動していましたが、そういうのは後半に持ってきていたわけね。ちょっといらないところもあったような気がしないでもないんだけど。 あとね、迫力勝負の戦闘シーンで、「エキストラさん、がんばっているね〜」と思ってしまうシーンもいくつか。 知略戦という印象がなかったのも残念。 でも、あのマフラーみたいなのを巻いている衣装は好き。 ボロ雑巾みたいな衣装も好き(^^)
なんか、虚しい感想だなぁ、、、 この映画の主題そのものだなぁ(ほんと?) やっぱさ、迷ったら負けなのよ。。。 世の中、善悪じゃないのよね。勝つか負けるかなのよね(そろそろ、自分でもわけがわからなくなってきた ^^;)
あ、そうそう、わたしは先日の「世界不思議発見」で墨家についてお勉強してから望みましたので、作中の「墨家」の説明不足には困りませんでした。 でも、これ、予備知識がないとつらいんじゃない??
どうして「墨守」ではなく「墨攻」なのでしょうね。 攻撃は最大の防御なり、ってこと?
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