夢見る汗牛充棟
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2013年06月12日(水) |
本読みメモ※タラーレン※真夜パン |
◇珈琲店タラーレンの事件簿 ◇珈琲店タラーレンの事件簿2
岡崎琢磨 宝島社文庫
購入動機 書店で目に付いたから。1作目と2作目を同時に購入。 コーヒーがとても好きだからつられたともいえる。薀蓄はないけど。
読了。
1作目: 途中で本を投げるほどでもなし。 面白かった所もあるし。読めました。
読み手をだまくらかすことに心血を注ぐ回りくどい文章が苦手。 コーヒーがそれほど話の肝というわけではなかった。残念。 したがってコーヒー飲みたくもならなかった。 カフェ勤務の兄さんはイケメンであってほしいなぁ。 ワトソン役だから仕方ないけど、三枚目。んぐぁに至っては不快。 女性で何か嫌な思い出ありましたか? ってくらい脇の女性が感じ悪。 というかモトカノが人間として如何なものかと。 変態を制するにはさらなる変態をもってせよってことかしら。
バリスタの彼女は嫌いじゃないけど、それほどキャラ立ってない。 ミステリーってより、キャラ小説だし、じれじれ恋愛物語だなぁ、と。 あと1冊目読了して、これで2作目どう続けるの? って思った。
2作目:
身の回り事件です。が1作目より楽しめたと思う。 強烈に嫌な感情を覚えるような登場人物がいなかったし。
カフェ勤務の兄さんはなぜまだカフェ勤務や素性をぼかしとるのか? つか地元帰って開業したら作中退場になっちゃうから、 初志貫徹できない駄目人間になっちゃったのね。お気の毒だな。 んぐぁんぐぁんぐぁ。正気か? 何度も言うほど大事なことだとは思えない。
美星さん。基本の丁寧口調がありえないほど崩れる時にちょっと戸惑う。 でも崩れてるほうが地で一生懸命猫をかぶってるのかもしれない。
カフェが舞台ならもうちょっと食い物描写が美味しそうでもいいのにな。
あいかわらず事件にとってはコーヒーはさほど要らない子。 1、2と読んできて、地名の上る下る以外では特に京都を感じない。
じれじれ恋愛は相変わらずでしたが、終盤の勘違いの前提となる やりとりは不自然すぎてありえないだろうって思いました。 あの質問に、ああ答えるのは、故意に誤解を招きたいか、心底 性格悪いか、のどちらかではないかとー。
◇真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ ◇真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 ◇真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生
大沼紀子 ポプラ文庫
読了。 タラーレンの隣に平積みで、目に付いて、つられて1作目購入。 読み終わった日会社の帰りにパン屋に走って、さらに書店に走って 残り2冊を購入。思いのほか面白かった。
まぁ人生いろいろあるよねって話なんだけど、癖のある人々の 軽妙な会話が面白いし、重いなりに最後にはほっこりするのも良いです。
ちょっとづつ可愛くなっていく希実ちゃんも気になる。
ただ3巻までだと、すごい続きが気になるので辛いです。 変態の斑目さん大変可愛くて好きだなぁ。 加えてパンが超絶に美味そう。食べたい! と思わせる。
ひとはそれぞれ事情を抱え平然と生きている
を形にしたような小説だなと思いました。
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