≫2010年05月20日(木)≫ |
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≫2010年03月19日(金)≫ |
聞いてアロエリーナ!旅の興奮もまだ冷めていないというのに、とんでもない奇跡みたいな夢のようなことが起きました!今でも自分でも信じられないくらいです。え?まじでナオはイタリアで何か神のご加護みたいのを受けたの?ミケの?
今日春の訪れたロンドンの街を散歩も兼ねて、ちょっと用事があって歩いてたのです。歩きなれた道です。公園とか、お花咲き乱れてすごく綺麗!街ゆく人も、心なしかご機嫌!ナオもうきうき歩いてました。しばらくして、セントラルの街中に差し掛かった時にふと見つけたポスターが一枚。どうみてもミケランジェロのドローイングのポスターで、4月から大英博物館でルネサンス芸術家の素描展をやるので、それかな?と思ってじっくり見たら、コートルードギャラリーって書いてあるんです。Michelangelo's dream っていうタイトルで。
??????え?
そんなまさかの?え???
半信半疑ながら、用事を済ませて帰りに寄ってみました。コートルードは川沿いにあって、丁度帰り道近くだしね。そしたら、本当にミケのポスターが掲げてあって、えええー???そんなまさか!って£5のチケット買って中に入ってみたのね。ちなみに今日は暖かくて、ローマで買ったアダムの創造のTシャツ着ててタイムリーすぎて恥ずかしかったんだけど、ま、仕方ないよね!
んで!そこはナオにとってまさに夢のような、長年夢見た最高の特別展だったわけで!ナオは今回イタリーで見たミケのフレスコ画も彫刻も最高に素敵で大好きで、想像や期待以上に圧倒的な彼の才能を目の当たりにしてきたんだけど、でも一番好きなのは、習作、素描、ドローイングなんです。それぞれの、素晴らしい神のごとくの作品も最初は何枚かのスケッチから始まってるんです。その出発点が、あの神々しいダビデ像やシスティーナの天井画よりも、愛おしくてしかたないんです。
今回のこの特別展、ミケランジェロが50歳くらいの時に出会って生涯恋したカヴァリエリという青年に宛てた手紙やドローイングを中心に展示してあって、ミケがきっと一番幸せだっただろう時の作品なんです。その中に、ナオが地球上で、一番愛している芸術があるんです。ミケラジェロの描いた、ガニュメデスの誘拐、という素描です。(日記の背景がまさに!)ルソーやターナーもゴッホも好きだけど、そういうのとはもう別次元で最愛の一枚なんです。ずっと、いつか本物を見てみたいな、と思い続けて、だけどどこに所蔵されているかもわからず、ラップトップのデスクトップやウェブログの背景にして日々眺めているんです。現在進行形で!
そして、まさかの、全く予期せぬ出来事が起きちゃって!部屋を入った丁度向かいに、ナオの目はもうこの一枚にしかいかなかった。だって、まさか!えええ!まさかこんなタイミングでその絵を見られるなんて、誰が予想できる?これは、この巡り合わせは、ひどい!目に見えない色々な不思議を信じちゃいそうだよ。期待しちゃう!
もうね、心からぞくぞく、ぞわぞわしちゃった。何か、気みたいのが漲っちゃった。あまりにぞくぞくしすぎて、学芸員のおじさんに笑われた上、奥にあるミケの他の作品まで直々にご案内されちゃった。だって!信じられない。こんなことってあるんだ。色々奇跡みたいな幸せな経験をしたけど、ちょっと今日のは特大すぎる!受け止めきれない!このタイミングはやばいよーーーもーーーすごい!
しかもね、ミケのラブレターみたいなポエムも、ここはロンドンなのできちんと英訳してあるんです。ずっと内容知りたかった詩の数々が、英訳されてる・・・!ありがとう!その上ね、コートルードのウェブサイトでは、それが朗読されたポッドキャストまでDLできるんです。至れり尽くせり!!!ナオこれ暗記するよ。英語でもイタリア語でも、ナオも朗読できるようになるよ。ミケの愛した人への言葉なんて、ナオにとってはゴッドスペルだよ!あああ!
ミケとカヴァリエリの関係って、色んな本やテレビ番組でも、いつもなかったことにされがちなんだよね。男性同士だからなのか知らないけど。コロンナ嬢との関係はよく取り上げられるのに。(ナオはコロンナさんも大好きだから、それはそれで嬉しいけど!)今回の企画が、初めてらしい。ちゃんと分厚いカタログを買ったので、じっくり読み込もうと思います。序文からして、愛にあふれていてちょっと恥ずかしい☆展示は5月までなので、あと何回か行けると良いな!
来週からロイヤルオペラで衣装実習するんです。コヴェントガーデンです。コートルード、なんてご近所!!!色々と、最高の春です!
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≫2010年03月16日(火)≫ |
ただいま!ただいまー!無事ロンドンへ戻ってきました!
ローマ、フィレンツェ、素晴らしかった。美しかった!天候にも恵まれて、毎日ご機嫌な快晴!春も訪れ、街のお花も日々開花の、そんな素敵な気候でした。まるでミケがウェルカムしてくれてるような気さえしちゃって!本当、なんてご機嫌!
5日間、ナオなりに最大限活用して、毎日早起きしてイタリアを満喫してきました。バチカン美術館では、念願のシスティーナ礼拝堂でミケランジェロの天井画と最後の審判と何時間も向き合って、その圧倒的存在感と普遍的さに、思わず笑っちゃった!可笑しくて仕方なかった。ミケ凄い。愛おしすぎる!古代彫刻や他のルネサンス芸術もじっくり堪能できました!
サンピエトロ大聖堂は、その荘厳さに足もすくんじゃって、しばらく動くことができなかった。ピエタの優しい静かな美しさの前では神様(ミケランジェロという名の)と対面しているような清らかな気持ちで、浄化された気すらしました。ドームはミケの神のごとき才能を何より感じちゃった。あれは凄い!
川沿いにあるサンタンジェロ城、ベルリーニの天使の彫刻で飾られた橋と城壁は、その完璧な美しさにああテムズ負けた・・!とか勝手に思っちゃうくらい、川沿いの美しさは息をのむほどでした。そこからの景色も、ルネサンス絵画そのもの。バチカン凄い!としか言いようがないです。
ナボーナ広場とパンテオンにも行きました。古代ローマとルネサンスを一緒に感じることができて、この2つの大文化が生まれた国のなんという豊かさ!そしていたるところに馬!馬車!まるで楽園。言葉がたらなすぎて残念だけど、凄いとしか言いようがない!パンテオンのすぐ傍に劇場があったので、しかも時間もぴったり一時間後に開演だったので、ローマの舞台も観ちゃいました!ストレートプレイで、イタリア語全然わかんないけど、雰囲気は十分味わえて、貴重な体験だった!
そして日帰りでフィレンツェにも行きました!早朝出発で霧で道中全く景色が見られなかったのに、フィレンツェに着いた途端まさかの快晴!ミケランジェロの故郷であるフィレンツェで、この歓迎は最高に嬉しかった!ローマの美しさや荘厳さを十分感じた後にもかかわらず、フィレンツェはそれ以上の美しさだと、ナオは感じました。言葉にできない。歩くところすべて絵になるような、空気がすでに絵画の中にいるような、花の都そのものでした。絶対にまた行きたい!日帰りじゃ足りません!
フィレンツェでは、ミケの小さな美術館と、お墓のあるサンタクローチェ教会へまず行きました。どちらも素晴らしかった。とくに教会は、快晴のお陰で窓から差し込む日の光が劇的なほどで、こんなに美しいところでミケは眠っているのかと、嬉しくて嬉しくて!それはきっととても穏やかな眠りに違いない!愛してる!教会のお庭では緑がキラキラ茂り、鳥のさえずりが音楽のように聞こえて、静かで暖かで、なんというか、天国。そうかーミケランジェロはこんな美しいところで育ってこんな美しいところで眠りに着いたんだ。幸せだ!
そのあと、地図を頼りにダビデ像のあるアカデミア美術館まで行くつもりが、迷子!あれおかしいなー?と、とりあえず人がいそうな所へ感覚のままに進むと、広場に出ました。見渡した視界の先に、まさかのダビデ像!えええ!!これがあれか!あの広場かーー!!って、ごめん演出した言い方すれば、まるで導かれたみたいに、ダビデの広場に来ちゃいました。そしてダビデの先に進むと、まさかのウフィッツィ美術館!まさかのベッキオ橋!そしてまさかのミケランジェロの彫像!!!神!!!ウフィッツィの方は完璧に今回の旅のプランから諦めていたので、迷子のお陰で来ることができて、ごあいさつできたなんて、今でも信じられない。まあ、地図で言うと目指してたアカデミア美術館からは、真逆だったっていうね。・・・地図には自信があったんだけどな!
そこでミケの彫像としばし対話し、他のイタリアを代表する芸術家の彫像にも挨拶して、今度こそアカデミア美術館!ダビデ像は正直、直視できなかった。ナオはチキンすぎた。だって、ダビデ像の前に、なんと6体の未完成の奴隷像があるなんて、知らなかった。つまり、ダビデに行きつく前にナオのキャパ完全に超えちゃった。だって未完成の彫刻をどれだけナオが見たかったかなんて!それが6体もあるなんて!今思い出しても動悸が激しくなっちゃう。
買い物も、95%ミケランジェロで満足行く内容!ミケ好きにはたまらない!食事はあんまりきちんとは取れなかったけど、ジェラートはミルクとバナナとメロンの3種類も食べちゃった。美味しい!アイス日和が続いたので仕方ないな。イタリアンのピザやライスボールも頂きました。美味しいなんてもんじゃない。そして安い!オリーブも沢山食べたし、あれ?思い返すと結構食べてる!ホテルも居心地良く、スタッフのお兄ちゃんはティピカルイタリアのイケメンで毎朝朝食を部屋に運んでくれるんだけど、朝からイケメンは濃かった!
十二分にイタリアを満喫し、帰りの飛行機ぐったりつかれてロンドンへ向かうと、その空から俯瞰で見えるロンドンの夜景の凄さ!最後の最後まで感動が絶えることない旅でした。怖いこともなかったし、スリなどにもあわず、無事に帰ってこれました!
お陰さまで、最高に夢のような旅でした。イタリア行き、背中を押してくれたお母さん、お父さん、本当にありがとう!想像、期待以上の素晴らしさだったよ。行って本当に良かった!イタリア、特にフィレンツェにはいつかまた行きたいと、心から思う。次は一人じゃなくて、誰かと一緒がいいな。それでミケとのツーショット撮ってもらう☆冗談!あの感動を、分かち合いたいんだ。贅沢すぎるかな???
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≫2010年03月03日(水)≫ |
今回の旅で出会えると良いなと思ってるミケランジェロ
・システィーナの天地創造と最後の審判(バチカン美術館) ・24歳のピエタ(サンピエトロ大聖堂) ・ダビデ(アカデミア美術館) ・未完成のピエタ(アカデミア美術館) ・聖マシュー(アカデミア美術館) ・未完成の奴隷像(アカデミア美術館) ・リバーゴッド(ミケの家) ・素描数点(ミケの家) ・お墓(サンタクローチェ教会)
フィレンツェやっぱり行きたい。アカデミア美術館と、ミケの家と、お墓の三か所に絞った。ウフィッツィもポンテベッキオも、メディチ家礼拝堂の地下室も、諦めた。でもこの三か所は、駄目。絶対行きたい。でも頭と心で、見たいっていう欲求と、贅沢すぎる!っていう理性がちょー戦ってる。どっちが勝つかは、予想できない!
ミケのお墓があるサンタクローチェには、あのガリレオ先生もお眠りになってるらしいんだ。ナオはガリレオ先生もすごく尊敬してるわけだけど、ついで、なんて申し訳なさすぎるし、ミケの前で先生にもごあいさつっていうのもなんか嫌だし、でも無視するのも良くないし、どうしよう…!ミケのお向かいがガリレオ先生らしいんだ。賑やかだな!
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≫2010年03月01日(月)≫ |
これはあれだ。イタリー行く前に盛り上がりすぎて完全燃焼してしまいそうな予感。まずい。非常にまずい。ルネサンスは当分いいや、状態になってしまわないように、落ち着け!落ち着け!
て、落ち着けるかって!!もーねー、ガイドブック立ち読みしたらね、バチカンだけで良いとか、どのクチが言ってた?ローマ凄いよ!!ローマ!ちょー凄いよ!!古代文明とルネサンスとの共演だよーそんなのピッタンコナオの好みに決まってるじゃん。むしろなぜ今まで行かなかった?ミケに畏怖しすぎてた。ミケランジェロ以外にも見どころありすぎ。足りない。確実に5泊じゃ足りない。でもフィレンツェは絶対行く。ミケがダビデ作ったのが26歳の時なので、今年見ないわけにはいかぬ。
到着は夕方ー夜になりそうなのでその日はホテル直行として、 2日目 朝からバチカン美術館システィーナ 3日目 朝からバチカン美術館システィーナ+a 4日目 朝からフィレンツェ 5日目 ローマ観光なぜなら日曜バチカンクローズ・・ 6日目 朝からバチカン美術館システィーナ帰国
あああ駄目だやっぱフィレンツェ諦めようかなあ。バチカン美術館3回は少ない気がしてならない。システィーナ以外の美術品を諦めるのは容易いけど、サンピエトロ大聖堂はじっくり見たいんだ。ピエタ・・・ああピエタ!悩むなーーー。どうしよう。とりあえず、2日目3日目最終日のバチカン美術館のチケットは予約しちゃおう。そんで残りは現地で決めるのが一番かな。4日目、もっとバチカンでも良いし、余裕があるならフィレンツェ行けばいいしね。おおーー卓上の旅行者ーーー!
それにしても、6年前の日記読み返すのが面白すぎる。がっかりするぐらい、テンションが同じだ。でも6年越しの願いが叶うっていうのは、しみじみと、じーんとしちゃうね。良かったね、自分!って素直に思う。ありがとう!
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