Subterranean Homesick Blues...YANG(ヤン)

 

 

約束 - 2003年05月23日(金)

どこかで流れているメロディ
俺が忙しくしていても
何かにかまけていても
道に迷っていても
まだそこにいてくれるだろうか
俺はすぐに思い出せるだろうか
すれ違ったとき
人ごみにまぎれてしまったとき
約束させてほしい
きっと見つけ出すことを


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サービス - 2003年03月18日(火)

おまえも、そこのおまえも
向こうのその女も、その又向こうの男も
平等を欲しがる。

コンビニの入り口に立ち、
いらっしゃいませの言葉を待ち伏せる。

となりのやつに取られた無料クーポンに腹をたてる
俺ももらえるはずだったのにと。

あいつばかりいい思いをしやがってと
同じ待遇でないことを悔しがる。

子供のように人のおもちゃを欲しがる。

知るべきだ。
考えるべきだ。
人間が平等であるだなんてことをいつ誰が言ったかを。




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アルコールの日常 - 2003年03月07日(金)

陽気な笑い声。
たわいもないおしゃべりが続く。
アルコールで吐き出される日常の毒。

なつかしい曲が流れていた。
有線だろうか。
騒音の中でかすかに聞こえるその声。

キャロルキングのIT'S TOO LATE。
俺は幽体離脱のようにその場を離れる。

なんでこんなところにいるんだろう。

その曲は俺に帰るべき道を示しているようだった。



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