Subterranean Homesick Blues...YANG(ヤン)

 

 

奇跡のレシピ - 2002年06月17日(月)

この大会を特別なものにしているのは、
4年という間隔をおいているためであろう。
短くもあり、長くもある4年。この間に、
世代交代するチームまあるし、同じメンバーで
くる場合もある。
この時期にぴったりと自分の調子をあげてくるのは
大変なことである。
特にヨーロッパのサッカーは常に激しい戦いを強いられ、
怪我はつきものだ。

ポルトガルのルイコスタも、フィーゴも、そして、ブラジルの
ロナウドも怪我に泣いた。
何人もの最高の選手たちが、大会前に戦線から離れていった。
残念なことだ。

毎年開くことは無理であり、また、その質を下げる結果となるだけだ。
4年たつたびに特別の運命をもったものだけがこの大会にやってくる。
できるだけ目に焼き付けたいと思わせてしまう。

ドイツはつまらないサッカーをしたが、南米らしいドリブルをもつ
パラグアイを破った。

スペインは守りにはいり逃げきろうとしたため、アイルランドにもう
少しでやられるところだった。

セネガルは不思議なリズムで単純なスウェーデンを片付けた。

デンマークは同じような戦い方をするイングランドにあっけなく負けた。

背負うものなど何もないアメリカは、ロボットのようにメキシコを倒した。

トルコは熱いチームだ、優しい男たちの集団である日本は勝てるのか。




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山谷の国際化 - 2002年06月16日(日)

ベスト16が始まった。
はげしさがますことは間違いない。

しかし、見てる方も一ヶ月だけとはいえ一日4試合ずつ試合を
おっかけるのは苦しかった。
結局、捨てた試合も多かった。
ここからは少し楽だな。

サッカー選手だったらば、このワールドカップにはまってもかまわない、
しかし、違うわけだ。
生活のすべてをもってかれるわけにもいかない。
サッカーはすべてを投げ打ってまで見るものという気にさせる
スポーツだから怖い。

ここでクールダウンだ。

ブラジルのユニフォームじゃなく、ジャージがかっこいいな。
後ろにブラジルって書いてある。
ボサノバの国の国名がはいってるなんて素敵じゃないか。
ほしくなったな。

ベスト16の段階で大方の見方、攻撃的サッカーが敗れ、
守りのサッカーは以前強いという感じか。
そして、つまらないチームが残ったという印象。
ただ、チームは生き物であり、その試合ごとに姿を変えるので
急に化けることはよくある。

まだまだ面白くなるだろう。

トルコは攻撃型だ、おもしろくなるぞ。

中田ネットカフェに以前行ったが、中田が理想としているような
国際的な交流の場にはほど遠いものだった。
ああいうものでは無理だ。基本は、地道に小さなところからだ。
ほんきのやつは、高級なところにはこない。
今回、山谷は外国人ですごいらしい。
一泊がやすいしね。そういうところから始まるわけだ。

ああ、仲間入りして、一緒に酒のみたいな。
自国のために、こんな国まで来てる人たちと。




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岡田真澄 走る - 2002年06月15日(土)

ポルトガルの岡田真澄ことフィーゴは、
たいした見せ場もなくワールドカップをさることとなって
しまった。

韓国に負けるとは。
荒れた試合だった。
ユーロ2000での負けでもかなりの荒れ方だった。
しかし、最後まで目の離せない試合だった。
このメンバーでのポルトガルをみれるのは最後かもしれない。

セルジオコンセイソンは泣きくずれていたな。


日本のサッカーファンはまだ、ガキが多い。
世代を越えてということにはなっていない。
サッカーの歴史の浅さと、
大人たちの生き方がそうさせているのだろう。
大人たちは忙しい。
もうほんとに忙しい。
遊ぶことは悪であるし、楽しむことを知らない。

日本的な生き方の前で、走りながら決断をし、ボールを追うと
いうゲームはあまりに激しすぎる。
そんな激しさを求めていないのである。

ゆったりと考えながらやる日本野球があっているだろう。
日本のプロ野球は高額な給料をもらっているだけで、
サラリーマンとかわらない。

それは、顔つきで一瞬にわかるし、ちらっと映る選手の私服にも
あらわれている。

どちらを選ぶかにもちろん干渉はできない。

相手のゴールシーンを最後まで目を開きながら見ることができるか、
試合に負けたとしてもそれを受け入れることができるか、

目をつぶるようであれば、巨人戦でもビールを飲みながら
みている方をお薦めする。


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