Subterranean Homesick Blues...YANG(ヤン)

 

 

第14話 ここは天国か - 2002年03月14日(木)

それから何日がたっただろう。
二人は部屋から一歩もでなかった。
食事はデリバリーですまし、
食べて、寝て、抱きあう。
これの繰り返しだ。
逃げているのはブライアンだけではなかった。
リンダも同じだった。
彼女にとっても光のもとにさらけだすには
勇気のいる事実であった。
ブライアンといえば、すっかり20代の頃の調子を
思い出していた、セックスとドラッグの毎日。
ドラッグこそないがリンダの体はそれに匹敵する
ほどの上物だった。
そして、リンダにとってのブライアンも同じであった。
ブライアンのそれは、ふだんのブライアンからは
想像ができないほどのエゴイストであった。
そこがリンダにはたまらなかった。
二人は薬なしでの純粋な快楽の追求をやめなかった。
ただ、気持ちよかったということだ。

ピアノから転げ落ちた一枚の写真、
二人はどこへいこうとしているのか。
このままでいいのか。
いい気もする。
いいんじゃないか?


つづく


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第13話 快楽 - 2002年03月13日(水)

鍵盤の上を転がる二人。
でたらめの音色が二人の混乱した
状況を語っていた。
じょじょに盛り上がる二人。
快感におぼれていく二人。
「あああっっっ。」
リンダの口からもれる声は
激しさを増していった。
そして、数時間が過ぎ
ブライアンのホットミルクは打ち止めになった。
もうこれ以上は無理だった。
一気にやつれたブライアン。
しかし、リンダはまだ元気だ。
「ねえ、もう終わりなの。」
興奮をとめられないリンダは執拗に
ブライアンを求めてくる。
「リンダ、待ってくれ、ぼくのホットミミミ・・・。」
終わることのない快楽へと二人は
落ちていくのであった。


つづく


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第12話 やわらかなピアノ - 2002年03月12日(火)

ピアノに向かい鍵盤をたたき
続けるリンダ。
なにかを語るかのようにかもし出されるメロディ。
リンダはピアノと対照的な真っ白な
シャツを着ていた。
それは、着ているというより
ただ、のっかている、そっと息を吹きかければ
飛んでしまいそうなたたずまい。
その横で写真を見つめ呆然としているブライアン。
いたずらな風が二人の間を駆け抜ける。
白いシャツからそれよりも更に白い乳房が転げ出た。
混乱していたブライアンの頭がはじけた。
ブライアンはリンダの乳房にむしゃぶりついた。
「おーーーxxxxxxっ」。
野獣のように叫ぶブライアン。
「やめてブライアン。」
しかし、ブライアンはとまらない。
リンダの体はピアノの上にたたきだされ、
ブライアンの両手で野生のメロディを奏でるのであった。
写真に秘められた秘密から逃げたかった。
触れてはいけないとブライアンはわかっていたのだ。
そして、ブライアンはリンダを弾きつづけるのであった。


逃げるなブライアン。
立ち向かえブライアン。

写真の秘密とはいったい?


つづく





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