NHKの朝ドラを観ている。 今月の頭ぐらいから見始めたけど、面白い。 朝はなかなか観てる時間がとれないので、録画で。 さっきも3話分を一気に鑑賞。
戦争の色が濃くなってるところで時世も時世、主人公の寅ちゃんも妊娠、仕事中に倒れたのをきっかけに弁護士をやめることに。
で、ちょっと心に引っかかるシーンが。
ずっと一緒に歩んできた仲間「よね」さんとの別れのきっかけになるシーン。
今まであんなに学生時代から切磋琢磨して、仕事上でも支えてもらってきたよねさんに、寅ちゃんは子供が出来た話をしていなかった(仕事場である弁護士事務所にも)。
よねさんにしてみれば、寝耳に水。 仕事先で倒れた話も聞いていなかった。
なんかね、よねさんの気持ちがすごくよくわかる。 仕事が立て込み苦しい思いをしてる寅ちゃんに「自分も出来るだけ助ける、寅はひとりじゃないから」って言ったあとで露見した事実。
はー?ですよ。
よねさんにしてみれば寅ちゃんにこれ以上ないほど寄り添ってサポートしてきたのに、裏切られたと思ったでしょうね。一番側にいたのに、大事なことを話されていない。
私自身も過去に同じようなことが二度、あった。
それ以外の考え方や価値観に対しても訝しむことがだんだん多くなり、さすがに二度目の時に「もうダメだ、やめよう」と距離を置くようになったことがある。
なので、寅ちゃんがすごく自分のことしか見えてない、自分勝手に他人を振り回してるように見えてしまって、なんだか気分が落ちてしまった。
頑張ってるのは分かるけど、側にいるとこっちが傷つく、ああいう感じは。
実際、恩師の弁護士先生(小林薫)には八つ当たりだよ、アレ。
人との絆って壊れる時は一瞬じゃないですかね。 お相手が信頼できなくなってしまったので私は離れたけれど、良かったと思う。
少なくとも人から受ける負の感情がなくなったから。 妙に疲れて寝込んでしまうこともあったけど、今はそれがなくなった。
来週からはどうしようかな。 一応、観てみるか。
よねさんはどうなるんだろう? たぶんあの人は、人よりたくさん傷ついてきてる人なんだろうな。
漢方薬での治療が始まって1週間ぐらい。 なかなか良い。 副作用的な症状も今のところないし、飲み始めは担当の薬剤師さんからの連絡もまめにあって、何より気持ちが軽かった。
かつてこんなに自分の体のことを考えてくれる人がいただろうか?と思うほど。涙が出そうになった(仕事であると分かっていても)。
自分の親ですら、こんなに私の体のことを思ってあれこれしてくれたことはない。
3月にMRIに入るつもりでいたけど、後で後でになってしまって今に至る。でも、漢方で体全体が良くなってる気がするので、入らなくていいかな。これは様子見で。
漢方治療は薬自体はあくまで補助的なもので「医食同源」という言葉があるように、普段の食生活や生活習慣のほうが大事らしい。
で、朝ごはんはなるべくごはん食に変更。 そのために炊飯器も新しいものを買った。
朝にごはんだと胃がもたれそうと心配だったけど、前日の夜に食べ過ぎなければ大丈夫。
むしろ、ごはんのでんぷん質で体温が上がるみたいで、朝にクラクラすることがなくなった気がする。腹持ちのいい玄米にすると、お昼もお腹がすかないのでおにぎりだけにして、早めの夕食にしている。
メンタルのほうは自分がイヤだと思ったり、傷ついたりしたことを「なかったこと」にしないこと。
「私はあの言葉に傷ついた」 「私はあの行動が嫌だった」
相手に合わせて流してしまいがちな自分の中の感情を、きちんと受け止めて自覚すること。
そして逃げてもいいこと。
まずは自分の心を守ること。
心の痛みから体の病に発展することもあること。
50歳になって気づけて良かった。 やっぱり節目の歳なんだろうな。
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