ごめんなさい。 マジで見くびってました。 状況的に、この時期に間に合うとは思わなかったんです。 反省してます。
ええ、よく考えなくとも、あなた方は「やるときゃやる」系な素敵集団でした。だから応援してたのに、どうして私はあんな悪魔の囁きに耳を傾けてしまったのやら……。
明日から第三回カオパラコンテストじゃないですか!?
期間が絶対ずれ込むと思ってたのに……やるんですね、告知どおりに。
エントリーを予定していた作品が間に合いません(断言)
じゅ、十二月中にはエントリーしますんで。 ええ、参加する事に意義があると信じて、頑張ります!
ほら、ちゃんと徹夜用のチューハイ買って来たし! ……酔いつぶれ防止の為に二本しか買わないでおいたし(あと一本買えばよかったと後悔中)
(一気飲み敢行中につきご迷惑をおかけします)
よぉし、ガソリン入ったし、今日中に"半分"仕上げるぞォォォォォォォォォォッ!(近所の犬に遠吠え)
| 2004年11月29日(月) |
ブクログはじめました。 |
ブクログというサービスがあるのを知りまして。
今使っているブログではうまくリンクがはれず困っていたので、利用させていただく事にしました。 とりあえず、目に付いたものを片っ端から登録しました。 私のはこちらです→積読。 私の趣向がバレバレです(笑)
少し重い&上部にいろいろな表示のさせかたがあるので、気に入った形で眺めてみてください。
シリーズものやコレクションが多すぎるものは、気に入ったものをピックアップしてみました。 なんか偏りすぎの妙な棚になってるような気もしますが……まあ、ご愛嬌ってことで。
昨夜からはじめたゲーム。 とても数日ではクリアできないらしいという情報を手に入れたので、毎日ほどほどに遊ぼうと決意しました。 決意したその日の三分の二をついやして遊んでいたわけですが。
そこで。 いつぞや語っていた「すぺいす」ネタを、軽く書いてみたもので、お茶を濁しておきます。
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デッキから前方へ跳ぶと、彼は宙に放り出された。
そこには天地も四方もない。真白なる光が彼方で佇み、空間に眩しい水玉模様を描く死の空間である。 彼は船から離れていく自らの身体を、送り出した人々の宇宙服――そのメットのバイザーに映った光景に眺める。 骨の浮いた身にしがみつくような筋肉、こけた頬に見開いた目。灰色のパーカーは宗派の修行用に使われるありふれた品。綺麗にそろった口髭とアゴ下の不精髭。裸足には黒皮のスニーカー。 不健康な青白い肌をした、三十代の東邦人。 彼はバイザーに映る自らを眺めつつ、掌(たなごころ)を合わせた。偉大なる重力から解き放たれた身は、その動作一つで彼の身をゆるりと回転させ、さらに船を離れた彼方へ、どことも知れぬ場へと彼を連れ去る。それにあわせて、彼の視界から船の姿が見えなくなる。身を捻りかえりみればそこにあるのだろうが、当然、彼にはそんな事を確認する理由も言われもない。 その代わり、彼は呟く。合掌と共に幾度と無く――そう、星星の数ほど唱えた言葉を魂(たま)ごと発する。 「……主経居素(すぺいす)」 彼らの宗派に伝わる真言(マントラ)の作用か、それとも習慣的なその言葉を慣習的に呟けるという動作が彼を落ちつかせるのか。その心裏に変化が起きる。 両の手を合わせたまま捻れた回転で暗黒を進む。彼の意識はその身から周辺へ散る。 ここは何も無い場所だ。「何も無い」事で満たされた場所である。 満たされているという事は、満たされぬ場合もある事であり、つまり分解できるという事でもある。 すぺいすは真理である。そして審理でもある。 すぺいすはこの「無に満たされた空間」に立つ者を審議する場である。 彼の意識は空間を捉える。満たされきったそれは、黒色という場であり床である。三百六十度の上下左右四方八方は、何もないと同時に触れえぬ床である。 彼はそれを寸断する。 自らの四方に分断、棺桶のような四方の壁。 自らの足元へ分断、その素足の形に設置。 自らの支点へ分断、身体の中心点を設定する点。 自らの過去へ分断、今来た空間の道程に無数に点在する極少の素。 自らの未来へ分断、繋がるべき世界への足がかりは無の中へ定められた我。 真理への道は世界を寸断する事である。 真理への道は貫かれた点である。 宗祖はおっしゃられた。五本の線と球を思えと。失われた夢宇軸(むうじく)を思えと。 不安定なる宇宙において、我らが求めるべきは操るべき重の力である。我らは貫かれし球であり、五本の線を設定すべき主であり、それらの全てである。 世界を寸断し、一点にて繰り返される要素として「自ら」を構築する術。 それが手句埜有(てくのう)である。 彼は寸断した世界に線を引く。自分の居場所をその線上に置き、それによって固定する。 彼は自らの身も分断する。自らの身に張り巡らされた物質を寸断し、線を引き、素を並べる。 真空の海に投げ出され、泡立ちかけたその身を収束させる。血や肉も重なる力を求めるのだ。己の居場所を捜して。彼がそれを与えてやれば、身体は彼を裏切ったりはしない。例え宇宙が敵であっても。 そうやって彼は闇に留まった。
沈黙。 否。 全身を渡る生命活動の痕跡が音という名の力となって鳴り響く。 故。 夢音。
自らの音にたゆたう悠久の時。
不意に、その音にノイズが混じった。 ヒロ。 彼はそのキーワードに意識を立てなおした。ヒロ――それは彼の名だ。おそらく。 我に帰った彼の肩に乗せられていたのは、民間用宇宙服の分厚い手袋。目の前にあったのは眉から下だけが硬質プラスチックのヘルメットの向こう側から押し出されている男の顔。見知った大きな丸い顔。文字通りの仏頂面だ。その圧倒的な存在感が、メットの中でギュウギュウに押し込められている。 宇宙服の男は一度手を離し、ヒロのやっているように合掌のポーズを取る。 すぺいす。 宇宙服男――盟友ハル・シンラインの唇がそう動くのも、見なれた光景だ。今朝もこの文句で朝の挨拶を交し合ったばかりなのだから。 彼はヒロの五歳年上でありヒロの兄と同い年の人物である。その能力は賛否両論あろうが、ヒロが認め信頼できる実力者の一人である事は間違いない。とはいえ、ヒロと同期で入門した事や同じ東邦人である事も手伝って、同士ではありえても師兄という感覚を持ちえた事など無かったが。 感嘆の中に苦笑を滲ませたハルはもう一度ヒロの肩を掴んだ。 「ごめんね、開始してたった三分で中断させて」 手の振動を伝って、微かにハルの声が聞こえた。謝罪の言葉でありながら、全くすまないという気持ちのこもっていない平板な声。でもそれがハルという男なのだ、今更気分を害するヒロではない。 さすがにあの兆時間の体感時間がたったの三分であった事には驚いたが、ヒロは冷静に微笑む。
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もう少しあったんですけど、そこまで貼り付けるとただの笑い話になるのでこの辺で。
っていうかこの時点でもう笑い話だけどね (わかるひとだけ笑ってくだせい)
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