suzu3neの雲収集家な日々

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2004年11月21日(日) 腹決めるか。

うわー。
ブギーポップの脚本集をおすすめとして紹介しようと思ったんですが、アマゾンのサーチに引っかからなくて愕然としているところです、こんばんは。
えーっと。私とnocaster、村井さんの脚本が大好きなんですよ。この脚本集の方は三人の脚本家の方々が、それぞれの担当したシナリオに突っ込みいれている欄などがあって、アニメを観た人も(そして見たことのない人にも)楽しめるかと思います。脚本の指定と違った表現や、とても良い意味で指定外の演出をしてもらった事などが書かれていて。

裏話&ツッコミ話がお好きな方にはこちらもオススメです。


発作的座談会

発作的座談会〈2〉いろはかるたの真実

ある意味私のバイブルですが、家族の誰一人としてこの本の価値と面白さに理解を示してくれないところが悲しいです……(号泣)


話がそれまくりました。

えー、なぜ脚本集を紹介しようと思ったかというと、ライトノベルの原点が「アニメ&漫画をイメージさせる小説である」という(仮の)定義を思い出したからで。
ついでに言えば、その形式で書くのも勉強になるのではないかと思いまして。
今のところ一番近い感覚で書いているのが「白月」の「日誌」なんですが、こいつはサブテキストと銘打っている通り、気が向いたときに気が向いたエピソードを書き殴っているだけですので、とても一話完結の感じじゃありませんよね(汗)
なので。

MBを一話完結風にリメイクしてみようかと思い立ちました(たった今)


MBって作品は、このサイトを始めた時から連載している作品で、当時は定期更新(まあ、毎回遅延していたりしていたので定期と呼べるのかどうか……)だったので、話の展開が速すぎるところがあったりしますし(反対に助長な部分もある)
あらためて考えてみても悪くないかな、と。

まだ確定しているわけじゃないのでアレですが、結構やる気みたいですよ?(笑)


******************

某Sさんのところで紹介されていたので、私もやってみました。

武器占い
http://syndrome.milkcafe.to/buki/kantei.html


++++++++引用はじめ++++++++

あなたの武器はハンマーです!



−ハンマーが武器のあなたは−
普段はあまり怒ったりしないタイプのあなた。
しかしプツンと切れた時の攻撃はものすごい威力を持っています。
チクチクと攻撃することが嫌いで攻撃するときは一撃必殺です。
相手が一番言われて傷つく部分を確実に攻撃します。
「怒らせたら怖い」「あいつの本気はすごい」というのがあなたの印象でしょう。
しかし、普段は優しく気の利くあなたは周りからはとても好かれています。ですのであまり周りもあなたを怒らせるようなことはしてこないでしょう。
また、内に秘めたものがとても大きいのもこのタイプの特徴です。
人一倍妄想癖があり、寝る前には必ずといっていいほどドラマ仕立てのストーリを考えます。
もちろん主役は自分です。これを本当の生活で行動すれば成功するタイプです。


−恋愛傾向−
守ってあげたいと思わせるタイプのようです。
男性なら、母性本能をくすぐるタイプ、女性なら少しかよわそうな女の子タイプ。
また自分自身も甘えるのがとても上手で猫をかぶりがちです。
本当は怖くもないお化け屋敷でも怖いフリをしてみせます。
恋人同士の喧嘩の際には一撃必殺があるので最終的には負けません。
見かけはかわいいが中身はとてもたくましいタイプです。



−相性の良い相手−
武器が『アイスピック』の人


++++++++引用おわり++++++++


なるほど。
……。
…………。

ああああああああッ!?
(何か思い当たる事があったらしい)



2004年11月20日(土) エンタメにはエンタメからしか汲み取れぬ技術も必要なり。

さて、どこから語ればいいのだろう。

相方nocaster(元ギタリストモドキ)の迷言「現代において、クラシックって最強にアングラだと思うわけよ」の話でもしますか?
『リング』って、作者はファンタジーだと思ってたらしいよとか。
『坊ちゃん』とか『我輩は猫である』とか、キャラクター小説というかライトノベルですよね、エンタメですよね、とか?
芥川は『歯車』とか『地獄変』とか『河童』が好きですよとか?
太宰は『正義と微笑』ぐらいしか好きじゃなかったなぁとか?
安部公房ってすげーよなー、砂をかき出すだけならサイコホラーの範疇だけど、膝から生えたカイワレ食ったり段ボール箱の中で変死ってSFカテゴリとしてどうなのよとか?
今から数年前の大宴会の最中、同じ大学ではあれども学部も学年も違う野郎とふとした拍子でライトノベル議論になって、「中高生から大学・新社会人までも意識してるからこそ、古典から現代までの哲学思想をエンターテイメントの形に昇華し、提示し、広く学問と学術の入り口となれば感無量である」なんて肩を叩きあいながら話したこととか?
個人的に山田氏はライトノベルというより日本SFで、なぜそんな印象を受けるのかというとその文体が全ての原因ではないかと思うとか?
ジャンルのカテゴライズは編集者と出版社の意向に左右されるのが現状とか?
基礎学力ってものがあるから経済数学も相対性理論も全部計算できるぜってわけでもあるまいとか?
ようするに適材適所が一番であることとか?


自分でも何にどう感じているのかわからなくなってきたので、本日は終了しておきます。



2004年11月19日(金) ならばウツセ。

大好きな同人作家さんがいます。
その人を知ったのは六年ほど前だったでしょうか。あるジャンルにおいて私が大好きだったキャラ(あえてこう記す)は、ジャンル的にマイナーで、同じようにそのキャラが大好きだったその人のことを、私は自分の事を棚にあげて「変わった人だな」と思っていたのです。精神的に幼かったな、私(汗)
別キャラのカップリングのボーイズラブが主流の中、その人はオールキャラのギャグ本を中心に本を作っていました。
今はジャンルを移動してしまいましたが、私はその人の描く漫画や雑学やレポートのテンポの素晴らしさに惚れ込んでいたので(そして全く知らないジャンルでもなかったので)、ごく自然に追っかけて本を購入していました。
同じマイナーキャラが好きな者同士通じるものがあるのか、作家様がフリートークで薦める作品や映画などはどれもコレもハズレなし。時には予想外の趣味がかぶってることもあって、「ああ、やっぱり」と日本の東と西に別れて住んでいる自分と作家さまの共通点を見出して一人喜んでいたりしていました(おバカ)
一人暮らしを終えた今でも、もし大きなイベントに参加する機会がありましたら、そのサークルさんのその作家さまの本を購入するでしょう。
まあ、今は自由がきくようできかない環境に身を置いていますから、そのもしもの予定がいつになるかわからないのですが。

で。

本日、軽くネットサーフィンをしていたところ。
ビックリの神様に心臓を鷲づかみにされまして。

件の作家様の作品の一ページがスキャンされた画像。

いや、その行動自体なら、悲しいことですがネットによくあることですので(みなさん、今一度著作権というものを考えていただきたいと思いますが)驚きはしなかったのですが。
何度見ても、件の作家さま。テンポも何も。

しかし、どう考えてもその作家さまの転ぶジャンルに思えない(汗)

そしていくらなんでも

そんなお下品シモネタギャグを展開させる人じゃない(滝汗)

ベタといい吹き出しの描き方といい話のテンポ感といいズッコケ絵といいコマ割りと構図といい……何もかも一緒なんですがね。

なによりも、ファイルのタイトルが全くちがう大御所漫画家の名前。

その漫画家さん、私も知ってはいました。SF関係ではとても有名な方で、私が一時購入していた小説雑誌でとあるコラムの挿絵を描いてましたから。
女の子のデフォルト絵が中心だったのですが(←重要)

よく考えると、その大御所がまともに漫画を描いている作品を読んだ事がない……。

作品名と大御所の名前で検索してみたところ、どうやら本当にそのファイルは某大御所が作った本からの模様……。

つまり。

私の好きな同人作家さまは、(かなり初期の頃から)大御所さまの絵を意識して描いていたわけです。
(ちなみにジャンル移動記念の総集編にて、その作家さまが同人をはじめた頃の絵を見た事があります。それも線が不安定ながらも、大御所を意識していたように思われます)

間違えないでいただきたいのは、ダブルパロディでもパクリでもないということでして。
同人を、そして漫画をはじめて描き始めた人が、好きな漫画家に似せて画や漫画を勉強したという事が汲み取れるということなのです。
そして、見事に自分の技術に昇華していらっしゃったのだと、私は六年たった今になって気がついたわけです。

なんだか、凄い秘密を知ってしまったようで、今でもドキドキです(おバカ)

身近な例をあげれば、イノウエタケヒコがホウジョウツカサのアシスタントだったと知った時の納得感とでもいいましょうか(遠い?)

ちょうど、「私も文章修行でF氏の作品の模写でもやってみようかな?」と思っていた矢先なので、感慨もひとしおというか。

……。
…………。

マイバイブルであるF氏の作品を写経してきます(F氏ファンらしく/笑)


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