兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2013年03月14日(木) いい雨ですな / モツを煮てます。

ようやく雨が降って地面が落ち着いてきましたね。
もうちょっと降ってくれてもよかったかなと、昨日の外出時のあの空の具合を見るにそう思う。

遠くが茶色くかすんで見えるなんて、今年が初めて。
黄砂も花粉も霞みますよ。

空気がきれいになったので部屋の窓を開け放って、多分今季最後のモツを煮る。ストーブが出ているうちにやらなくちゃという気持ちになって。

やー。
相変わらずくさいねぇ。
食べればおいしいんですけども。

最近はモツをこんな感じで煮てます。

1.タライに熱い(給湯器で60度)お湯を張り、ゴム手袋をしてモツをわしゃわしゃ洗う×5回くらい。これでモツの裏側についている白い脂身?油ではない何かがコマ切れになって取れる。

2.鍋の中にぬるま湯にモツを浸して、キッチンペーパーで落としぶた。ストーブの上で沸騰させて少し煮る×3回。茹で零しというやつ。

3.モツがひたひたになるくらいの量の酒を鍋で煮切る。茹でたモツを投入し、ネギの葉っぱを二本分と、しょうがを薄くスライスしたもの一個と、丸のまま一個。この丸のままの奴が味がしみておいしいらしい。あとは好みで赤唐辛子。ニンニクをすりおろして入れる。
※ウチはモツだけで食べるので根菜を入れたい人は、ここまでの間に別鍋でい根菜を茹でておいて(灰汁を取りながら)、根菜の茹で汁も合わせて一緒に煮始める。

4.30分くらい煮たら、しょうゆを酒の1/3くらい、砂糖・みりんも同量。最近は砂糖を三温糖にしてみたりですが、あんまり意味はないのかも。でもほんのりやわらかみのある味に仕上がる気がする。

<ポイント>必ずキッチンペーパーで落し蓋をして、延々と1日煮る。
モツが水の上に出ているとそこがあっという間に乾いて固くなるので、落し蓋は必須。木のものよりも、紙でやったほうがずっといい。


4.で味を付ける前に取り分けておいて、味噌だれでこてっちゃん風に食べることもあります。
私はこっちのこてっちゃんのほうが好き。

明日には食べられるわー。楽しみだわ〜。
でも部屋がくさいわー。


ではまた!




2013年03月10日(日) 千葉の旅 2日目 / 道の駅めぐり・マンボウ!

千葉2日目。
千葉というより南房総の旅と書けばよかったかな。

二日目の朝食もすっごくおいしかった……バイキング形式でしたが、あさりの味噌汁もごはんも青のりも、ちょっとしたお漬物も。
あー……また食べに行きたいわー。

朝風呂の後食事をして、部屋でのんびりしてから、9時半に出発。
今日は何をするかというと、南房総のフラワーラインをドライブの予定。ここに大量の道の駅がスタンバイしています。

とはいえ、海岸沿いのドライブを楽しみにしているので、道の駅はほどほどに……と思ったら最初の駅で「南房総道の駅ガイドマップ2013」を見つけてしまいました。12個の道の駅を制覇し、応募すると何かもらえるよ!というもの。

割とどこの県でも見かけるのですが、短期間に回りきれる気がしないのでいつもはスルーしていました。
ですが。
今日のコレは、正に今から行く先々にある道の駅。
12個……一日でイケるか!? と思ったのが運の尽き。
いつもの合宿的旅行がここから始まってしまいました。

南房総の道の駅は、兎に角駅と駅の間隔が狭いです。のんきにドライブしていたら一度は通り過ぎて閉まったくらいです。
でも一本の道に沿って並んでいるのでとても楽ちん。

時計回りに進みます。

・鴨川オーシャンパーク
変わった形(たぶんサザエ)を模したコンクリート製の建物。この日は甘酒の無料配布イベントでした。

・和田浦 WA・O!
鯨が名物の和田浦。鯨の肉を乾燥させしょうゆに付け込む食べ物、「クジラのタレ」なるものを試食。しょっぱい! うーん、カツオのほうが好きかな? と思ったけど美味しいと思います。観光バスがついていて、おばちゃんたちが大量にお花を買い占めていました。私も買った。ガーベラが6本で150円。安い!

・道の駅ローズマリー公園
まさかのローズマリー公園、廃園。知らなかった……通りでパンフレットとは違う感じになってると。建物はまだ残っていました。イギリスの庭園風にしたかったのかな? ちょっと残念ですね。
こっちのほうがWAOよりお花安いです、それから品ぞろえも豊富かな。あと、品ぞろえがより観光向けという感じ。ビワソフト100円引き券をもらって食べました。さっぱりしていておいしい。

・ちくら「潮風王国」
簡易市場と道の駅がくっついていて、海は岩場に面しているためとても遊びやすい。海鮮丼「王様丼」が、TVで何度も放映されているらしく、長蛇の列。まだお腹すいてなくてよかった……。
山口マオさんのギャラリーがちょこんとありました。
そして山口マオさんご本人がいたよ! びっくりだー。
サインをもらおうかどうしようか悩んだ末、気恥ずかしくてやめました。

・「白浜岡崎」
見つけられずに一度通り過ぎた…花摘みのビニールハウスとちょっとした野菜売り場。どちらかといえば公民館な雰囲気ですが、ちょっと歩いたところの岩場で釣りをしたい人にはちょうどいい駐車場かも。

・「南房パラダイス」
潰れてるのか?と思ったら潰れてなかったテーマパークの入り口にある。トイレ休憩とちらっと中をのぞくのみでした。

・三芳村「鄙の里」
このあたりから回りにくくなる。道沿いではないから。
鄙なんて書いてあるからよほどひなびているのかと思いきや、とても新しくてきれいな道の駅でした。
なかでは、房総の名物料理「太巻き寿司」のつくり方講習をやっていたり、カフェがあったり。ソフトクリームがおいしいということでここでも食べる。そしておなかが減ったので(夢中になってお昼を食べていない)、外にあるビンゴというハンバーガー屋さんでビックハンバーガーを食べる。
これはね。
うーん。おいしいけど。という感じ。
地元のハンバーガー屋さんのほうが美味い。

・おおつの里「花倶楽部」
お花はここが一番新鮮だったような。値段は大体300円前後。どこも同じですが、ちょっと珍しい種類も扱っていました。海のそばじゃないから、他とは育てられるものが違うのかも。
ちょっと薄暗かったのと、自分たちが疲れてきていたのでちょこっと見て回って出てきた。

・とみうら「琵琶倶楽部」
大きな道路に面しているため、にぎやか。お土産も豊富。外には干物屋さんが並んでいて、道を面して反対側には大きなお土産物屋さん。でも干物も貝も潮風王国が一番安いです。
琵琶が名物なのでいろんな琵琶お菓子が選べます。
裏手には広い菜の花畑。写真撮影をしている人が多い。アサリコロッケなんていうのも売ってました。

・ハイウェイオアシス「とみやま」
館山道にある大き目の(そしてちょっと古めの)道の駅。高速からも入ってこられて、食堂が充実。ちゃんと板前さんのいる、おいしそうなどんぶり(安め)が食べられそう。急いでて食べなかったんですが。

ここで。
とうとう、これだ! というお土産に遭遇。
「マンボウ(生食用) 298円」

マンボウ昨日の鴨川シーワールドで見たよね。
見た。
見たけど買って帰って食べちゃえー!

というわけで買いました。食べ方は、添えてある肝と味噌を叩いて、しょうゆと、お好みでわさびを混ぜる。身は手で裂けるので、裂いたらタレにつけて食べる。というもの。

家に帰ってから食べましたが。………味がないよ。
たんぱくすぎて、つけた肝の味になります。
そしてとてもみずみずしい。水っ気があるというか、水成分55%くらい。

はー。こういう味なのね。
旦那はお世話になっている船の猟師さんから「マンボウがすごく美味い。とうに赤いやつ」と聞いていたらしく、とてもとても楽しみに買って帰ってきたのですが、食べてちょっとテンションが下がっていました。

でも珍しい体験をしました。
決してまずくはないです。むしろ魚臭さが苦手な人には好評かと。つまり魚! という味はしないということになりますが…。

・きょなん「見返りの里」
何とびっくり営業が17時までという道の駅。というか観光案内所です。辿り着いたのは閉店10分前。危ないところでした。
スタンプ押して移動。次ラストです。

・東京湾フェリー乗り場
これは道の駅ではありません。スタンプラリーのラストが、「東京湾フェリー乗り場か、海ほたる」だったのです。
海ほたるはこの日、6台の事故。その後また事故。大渋滞でした。
なので、こちらに。

後からわかったことですが、この日は煙霧とやらで、海の向こうも夕日も全然見えていませんでした。
でもこの時間だけは。
さあっと煙霧が晴れて、一瞬夕日が見えました。
綺麗だったです。
こっちに来てよかったね!
そのまま「海の見えるレストラン」とやらで食事をしようかと思いましたが、高いので断念。それからさっぱりしたものを食べ続け、こってりラーメンが食べたい状態になっていたのです。

フェリー発券所のお兄さんに、最後のスタンプを押してもらう。
自分で押さなくていいです? と言われましたが、もういくらでも押してくださいというくらい疲れてました。

でも、すごい達成感! やりましたよー!!

***

そんなわけで、南房総のスタンプを一気に集めたこの日でしたが。
はたと振り返ると、観光らしき観光をしていません。

旅の前に「道の駅にこだわるのはやめよう」「合宿旅行をするのは止そう」とあれだけ思っていたのに……いたのに……(泣)

八犬伝の資料館も行かなかったし安房神社も鋸山も行かなかったよ!
でもちょっと遠回りして洲崎灯台や洲崎神社は行きました。
色々とまた今度ですね。今度こそ。

旅は同じ場所に3度行って完成するものですよ。


では、また!








2013年03月09日(土) 千葉の旅 一日目 / 鴨川シーワールド

意外と近いはずなのに、あんまりいかない県、千葉県。
それは、下道で行くとものすごく時間がかかる為。首都高は怖いから、避けてきました。

でも今日はもうお宿もとっちゃったし、行くぞ! というわけで。
というわけで、本日首都高デビューしました!
人生初の首都高。
ハンドルを握る手ががちがちですよ。
隣に座る旦那は余裕のふりしてかなり緊張してますよ。
と思ったらトイレに行きたいのを我慢していただけだったみたい。
まんまとディズニーランド渋滞にハマり、首都高ってSAほとんどないんだねぇなんて言いながら、脂汗をかいていたようです。

ICの多さと、左右から交差する合流を初めて体験して、こんな道作るから渋滞するんじゃないかよ! と思いました。
でも意外とあっさりクリアできました。地元の国道の合流みたいなもんでした。

そして千葉!
館山道に入りずいぶんスムーズになったところで君津で降りる。
ここから鴨川に抜けるつもりでいるのですが、途中、道の駅きみつに寄りました。

道の駅きみつは、案外標高の高いところにあって、周りをスギの木で囲まれており、花粉症の人にはつらそうなところでしたが、千葉2日目に回った道の駅のどれと比べても一番野菜が新鮮で大きくて、安くておいしそうな道の駅でした。
一日目じゃなかったらここで買って帰ったのになあ。
代わりにお花は少な目でした。
外では干物やさんと、地元の手作り漬物など売っていました。

スタンプ押して。
鴨川有料道路(200円)を通って鴨川へ。家を出たのは6時半くらいで、この時点で11時半ちょい前。
ディズニーランドのためにめっちゃ渋滞しましたから……。

お腹が減ったのでパンフレットに載っていた海鮮丼屋さんへ。
「あわじや」さんです。

旦那さんが注文したのが、しそがほんのり薫るすし飯の海鮮丼で、1000円と1500円とありました。頼んだのは1500円のもの。しその風味のほんのり感がちょうどよく、美味しかったんですが。
ご飯大盛りでしたが足りなかったみたいです。
私は1800円の金目の煮つけ定食。こっちも量が足りなくて……味付けはおいしかったんですけど。金目はちょっと小さ目のが半身でした。

お店の方の対応がイマイチで……それから隣に座ったお客さんが、悪口ばかり言っていて、気分が悪く、残念。分かるけど……口に出して言わないで。
一度の旅行でココだ! っていうお店を見つけるのは難しいなぁと毎回思います。


ご飯を食べたらもう12時半。
でも私たちの旅行としては、ちゃんとお昼時にお昼を食べるということのほうが珍しいので、上出来です。


そして移動。
1時には日蓮上人の「誕生寺」に参拝し(ずいぶん豪華なお寺でしたが山門にしか興味ありませんでした)、1時半には誕生寺のお隣にある、「鯛の浦」にいました。
鯛の浦は、遊覧船からタイに餌をやると、タイがわんさか寄ってくるのが見えるという場所です。
鯛は深海にすむ魚なので、船から見える場所に生息していることがすごく珍しいらしいです。

950円で乗るかどうか、ちょっと迷ったものの、せっかく観光に来たのだから観光らしいことをしよう! と乗船。
なぜか「今日は850円で運行しています」と言われる。
そっかーと思いながら乗りこみ出発。すると波が高い高い。
なので今日はコース短縮とのこと。だから100円安いのかー。
船尾にいたらあっという間にうぇってなった。
15分でよかった……と思っているうちにタイポイントへ。
船頭さんが餌をまく。
左舷にどっと魚が寄ってくる。
「タイだ! タイだよ!」と叫ぶお客さん。
けど。
「あれ、クエだよ。タイじゃないよ。タイ一匹もいないよ」という旦那。
「ええっ!?」
驚いているうちに、右舷にまかれた餌に惹かれて魚がどっと移動する。
「クエなの? 鯛じゃないの?」
「鯛じゃないよ。背中黒い。たぶんクエががつがつ食べてるちょっと下の海にいてこぼれたのを食べてるんじゃない? ああ! あれ!」
と、旦那が指差した方向を見るとすごいでっかい、背中が黄色の魚が。
「ワラサだ! 泳いでるの初めて見た!」
と、旦那大興奮。
そっち?

……850円でワラサ見ました。
帰ってから親に聞いたところ、今年はクエが大発生しているらしいです。
「あー、あれ観に行ったの〜。一回でいいでしょ」と言われた。
先に言ってよ。



その後旅館に荷物を預けて、鴨川シーワールドへ。
旅館は「鴨川館」でした。
鴨川シーワールドの目の前! だったので駐車場はタダで済んだし、割引券は2000円のをもらえるしうれしい限り。
これで鯛の浦の分は取り戻したよ。


楽しみにしていた鴨川シーワールドですが、行って良かった!
シーワールドはショーがすごい、というイメージだったのですが、シャチのショーすごかったです。ホント、感動しました。

シャチは親子3匹ですが、実際にショーをするのは親二匹。
スタッフが背びれに乗って泳ぐのはもちろん、体の上に立ったり正座したり、鼻先に足を乗せてジャンプしたり、もう、優雅で壮大で。
シャチがあんなふうにできるということもすごいのですが、スタッフさんの身のこなしにうっとり。
子供のころあれを観たら、絶対シャチの飼育したくなりますね。

シャチがあのでっかい体でジャンプした時、観客席は7席目まで濡れますよと事前告知があり、300円でカッパを売っているのですが、みんな本気にしない。
でも実際ショーが始まると、信じられない位大量の水がどしゃん!と降ってくる感じです。
いいやカッパじゃ無理。
みんなショーの途中で後ろに避難です。
それを見て観客が爆笑する。それがまた楽しい。

私達は最上段の真ん中で立ち見してました。
立ち見で十分です。シャチはすっごく大きいし、プール全体を見渡せるほうが断然楽しいです。

また見たいです、シャチのショー。ショー自体の時間も長いし(15〜20分ほどあると思います)これだけで2000円の価値あります。

イルカとオルカのショーも見ましたがこれは大洗の勝ちかな!(贔屓目)
ベルーガは工事中で観れなかった…残念。


***

さて。シーワールドは開館が17時までと意外と短いので、午後についた場合、駆け足でショーを巡ると大体時間になってしまいます。

お土産を買って、旅館に戻りました。

鴨川館。
お湯がよく、兎に角お食事がとんでもなく美味くて、正直今まで泊まった中でごはんNO.1です。

屋上に熱めの足湯を作ってあり、17時からの夕日が目の前の海をゆっくり染めていくのが見ていられます。男女で行った場合、お風呂に入ったら話せませんから、ここでゆっくりするのがおすすめ。

それから部屋に戻って今度は大浴場へ。
ゆっくり入ってポッカポカです。4時間経っても体が暖かい、これがホントの温泉ですよね。
18時半から夕食にしてもらいましたが、19時からでもよかったかも。
というのも。
実家の父親がやってきて(一緒に旅行に来ている訳ではなく、あちらはあちらの用事があって、同じ宿に泊まっていた。だからこの宿をとったのですが。)、結局父親を待ちながら21時までゆっくりご飯を食べることになったから。

でもそのご飯がおいしくて美味しくて。
遠慮せずゆっくりできたのでむしろ良かったです。
料理は会席やフルコースのように、一品ずつテーブルに運ばれてきます。
私たちはHPにあるより安いプランなので、アワビの生け作りだのイセエビのなんちゃらはありませんでしたが、それでも一品ずつの旨味が素晴らしい。
今思い出してもよだれが……。さらに給仕のタイミングが、よく見てサーブしてくれてるなぁと感心することしきり。
私、料理の味が美味しいことも大事ですが、サービスのタイミングや態度がもっと料理をおいしくすると考えているので、ほんとよかった。
聞けば2年位前に料理長が変わったとのこと。
この料理長ならずっとお世話になりたいわー。

その後部屋に帰って、これでけはどうしても見たかった「泣くなはらちゃん」を……いやほんと、普段の旅行だったら絶対テレビなんか見ないのですがこれは気になって…っ。

そしたら父親が部屋を訪ねてきてまた飲んでしゃべって帰っていきました。
偶然ですけど、一緒に旅行ができた感じがほんの少しして、良かったかなと思います。

いつものような合宿風の旅行はもうやめようね……今度からこういうゆっくりした旅行をしようね……と言いながら11時ごろには寝ましたよ。

では、また!











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